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万能賢者は邪神の力で復讐したい〜女神と勇者だけは許さねぇ〜  作者: CronoA
第一章 第一部 〜異変の北部編〜
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007〜賢者への弟子入り

閲覧ありがとうございます!

更新まで3日ほど空きました……

申し訳無いです。


ナミトに真実を伝えます。

ギルドでの登録が終わった後、俺とナミトは外で合流した。


その間に、レナ様直伝(情報を叩き込まれた)空間転移魔法を使えるか確認しておいた。


問題なく人を連れて移動できそうだ。


「シルバさん、でいいんだよな?どっかの店に入って話すのか?」


ギルドからナミトが出てきた。


「いや、かなり重要な話があるから人目の付かない所に行く。こっちに来てくれ。」



ギルドから少し離れた路地裏へ移動する。

路地裏は薄暗く、昼間でも通る人は少ないはずだ。


「こんな所で話すのか?」


ナミトは不信感をあらわにしている。

流石にこんな所でも人は来る可能性がある。


「大丈夫だ、もっと遠くへ“転移ワープ”」


俺はナミトと二人を、指定して俺が死んだあの場所へ転移した。



「な、何だ!?ここはどこだっ!?」



一瞬で景色が代わり、大慌てしているナミトがいる。

既に剣も手にしているので危機意識は高い。

もっと経験を積めばナギと肩を並べられるぐらいの戦士になりそうだ。



「空間転移というやつだ。ここは魔王軍との戦いがあった近くの森だ。」


せっかく説明したというのにナミトは更に驚愕した顔をする。



「空間転移って古代魔法じゃねぇか!あんたマジでなにもんだよ!!賢者様の隠れた弟子か何かか?」



ふむ、限りなく近い答えだ。

実際には本人なのだが、ネタバラシといこうか。


俺は仮面を外し素顔を見せる。



「えぇ!?仮面外し!?いやいやいや!!け……賢者様………ですよね?」



まぁ、信じていなくとも死んだと言われていれば、そういう反応にもなるのか。



「俺は間違いなく賢者クロムウェア・ウォーロードだ。まぁ、死んだというのもあながち間違いではない。」



「それはどういう……?」



俺はナミトに全てを伝えた。


・魔王討伐後、勇者に殺された事

・勇者パーティーが操られている、もしくは洗脳されている可能性

・邪神様に蘇らせて貰った事

・邪神が英雄であったレナ・メシアという事

・魔王が女神の創り出したモノで、勇者を呼び出したのもまた女神だという事

・女神がこの世界のバランスを崩し世界が崩壊するかもしれないという事



「……これが俺の知る全てだ。まだナミトには信じられないだろうがな」



「俄には信じ難い事ですが、賢者様が嘘を言うとは思っていません」



何故ナミトはここまで私を信用しているのだろう。

まぁ、信じてくれるなら話は早いからいいんだが。


「俺に全てを話したということは、俺も連れて行ってもらえると思っていいですか?」



あぁ、ナミトは俺に師事するためにここまで来ようとしていたんだったな。

せっかくだからナミトにも仮面を渡しておこう。

いざという時に役に立つはずだ。



「よし、良いだろう。稽古もつけてやる。ただし俺は死んだと思われなければいけない。仮面の魔導師シルバとして行動するからそのつもりで。決して俺の事は賢者様と呼ぶなよ?」



「では、師匠と呼べばよ、よろしいですか?」



ナミトは敬語が苦手のようだ。

無理やり使っている感がスゴイ伝わる。


「口調もいつもどおりでいい。シルバと呼び捨てでも構わん。」



「いや、でも……あぁ、じゃあシルバさんで」



まぁ、いいか。

ついでに仮面も渡しておく。

俺の仮面とは少し意匠の違う物だ。

俺達は仮面冒険者という形で動くとしよう。

仮面冒険者一人追加です。

増えたら「仮面の軍勢」としましょうか?(笑)

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