表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万能賢者は邪神の力で復讐したい〜女神と勇者だけは許さねぇ〜  作者: CronoA
第二章 第二部〜幻影の支配者〜
77/77

074〜解放を求めた先

閲覧ありがとうございます!!

「シェリア・リクリッドの魂は私が頂いたよ。」


その言葉を理解した時、全身から怒りの力が吹き出した。


「ぶっ殺す!!」


感情のまま、抑えることの無い力を、アルヴァン達がいる場所へ魔術として放つ。


そして怒りとともに頭に浮かんだその魔術はオレの知らない物だったが、そんなことはどうでもいい。




影闇重爆シャドウクラッシュ


「っ?その技は………」


一瞬、アルヴァンが不思議そうな顔を浮かべた。


「ハハハッ!面白いっ!!やはりクロムはあいつの………………まぁ、お前は死ね」


アルヴァンのその顔が憎悪に染まり、怨念の籠った殺気が撒き散らされる。


そんなものでオレの怒りは消えない。


アルヴァンから光を束ねたような光線が飛んでくる。


オレはこれがどういう技なのか“理解出来た”。


闇渦螺旋弾ダークスパイラルブレッド


小さな闇の弾丸はアルヴァンの光線を穿ち、真っ直ぐに進む。


「またか……尽く私の癪に触るっっ!」


光線を放っていたアルヴァンを弾丸が貫いたが、何とも無いように声を上げている。


これが幻影か……。


『幻影の対処法はーーー』


「何だ?」


頭の中に声が聞こえる。


「隙だらけだ」


「しまっ!?」


声に気を取られた!


アルヴァンが目の前に迫ってきている。


「そいやっ!!」


そのアルヴァンに蹴りを飛ばすレナ様。


アルヴァンはそれが直撃しているはずなのに、当たり前のようにそこに立っている。

幻影か。


その顔は怒りに染まってきているようだ。


「やはりレナはエルムを守るんだね」


そんなアルヴァンの口から出た言葉は意味不明だった。

………エルム?


「この子はクロム。エルムじゃないよ。幻影の支配者のくせに、エルムの幻影に惑わされているなんて笑えるね。」


レナ様がそう返す。


「だが、無関係とは思えないけどね。クロムはエルムの技を使った。」


二人は何の話をしているんだ?

オレが理解出来ない会話をしている二人。


エルムとは誰だ?

オレに関係があるのか?


「エルムはお前が殺したでしょ?」


エルムという者をアルヴァンが殺した……。

それだけは分かる。


「私のレナに手を出したからね」


自信満々にそう言葉を放つ。


「あぁ、また始まった。自意識過剰で妄想癖があってその妄想を信じ込んでるから……ホント気持ち悪い」


レナ様が酷いことを言っているが、そんなやつが勇者で、今代の神だというのだから世も末だ。


だがそんなやつにシェリアの魂を解放してもらわねばならない。


レナ様には悪いが割り込ませてもらう。


「シェリアの魂を解放しろ!アルヴァン!!」


良く分からない会話をぶった斬り、アルヴァンへ叫ぶ。


「………そうだね、君が死ねば解放してあげると言ったら?」


少し間が空いた後に飛んできたのはそんな言葉。


「信用出来んな。」

「嘘ですね。」

「戯言。」


「おい、お前ら……勝手に……」


何故かオレの周りに集まったディオス達が全否定した。



アルヴァンズも再びアイツの所へ集まった。


「あぁ、じゃあゲームをしようじゃないか!私達と、君達で戦って勝てたらシェリアの魂を解放してあげよう!!」


気色の悪い笑みと共に放たれた言葉に、オレは顔をしかめることとなる。


オレとシェリアの問題にディオス達が巻き込まれる。

やってやると、オレは即答できない。


「じゃあそっちが負けたら、お前が死ぬってことで」


「いいよいいよ、私の命すらレナのものにしたいんだね。ハハハッ!!」


レナ様!?

オレの問題なのにレナ様が答えてしまった。

しかもアルヴァンの罰のほうが重いと思う。


「レナ様!!これはオレの問題では!?」


「クロム、こいつは諦めないから理由をつけてヤッておかないとダメ。こいつが全ての元凶なのだから。」


全ての元凶……?


どういうことだ?


「じゃあゲームの内容はまた今度レナに教えるから。今日はココまでってことで!」


アルヴァンはそう言って笑みを浮かべながら、アルヴァンズ達と共に消えていった。


直ぐにレナ様がこちらに向き直り、


「誰にも言っていない、全てを今……キミ達に教えるよ」


そう言葉を落とした。







オレの怒りは霧散していく。


『もう後には戻れないぞ。』


頭に浮かんだのはそんな良く分からない言葉だった。

次回より最終章です!!


「面白い!」「楽しい!」「続き気になる!」とか感想あれば応援も兼ねてぜひよろしく!


【▼良かったら下部の☆から評価もしてね!▼】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ