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万能賢者は邪神の力で復讐したい〜女神と勇者だけは許さねぇ〜  作者: CronoA
第二章 第二部〜幻影の支配者〜
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060〜白金騎士と不死身の男

閲覧ありがとうございます!

戦いが始まり、数日経過した。


敵軍は夜になるとパッタリと何もしてこなくなる。


そして、毎日同じ事の繰り返しをしている。


爆発する特攻兵から始まり、巨人兵が現れて増援が来る。

ある程度戦うと撤退をしていく。


奴等の戦力は何処から出てくるんだ?


一部の場所を除いて、殆どこちらに被害はない。

むしろ敵軍は特攻兵だけでも既に一万人以上消費しているはずだ。



「こちらの被害は少ないのに何か焦らされるような気分だ。そろそろ特攻兵が動き出す頃だな……」


そこに伝令の騎士が駆け込んでくる。


「団長!!奴らの動きが変わりました!!」


「何だと!?」


俺は外へ出て確認をする。


敵陣からこちらに向かってきているのは一騎の騎馬だ。


こちらへ駆けながら馬上にて巨大な槍を振り回している。


「降伏の使者ってわけじゃあなさそうだな」


そこへとんでもなく大きな声が飛んできた。


「一騎打ちするぞぉぉぉぉぉぉ!!!誰か出てこいィィ!!」


ヤツはバカなのだろうか。

戦争において一騎打ちなどと……。


敵は荒野の広い場所で立ち止まった。


「ヤツは本当に一騎打ちするようだな」


「どうやら他の陣営にも同じような者が来ているようです。」


よほど腕に自信があるのだろうか。

それとも特攻兵や巨人兵でこちらが損耗していると思ったのか?


「私が行きます!!」


志願したのはクロム装備の騎士の一人だ。


「いくらクロム装備があるからといっても、敵の強さは未知数だぞ?」


「その場合、俺は捨て駒にしてください。ヤツの強さを引き出します。その上でヤツを倒してください。」


捨て身覚悟か……。


だが、俺は俺の部下を削ろうとは考えていない。


「その覚悟はこの先に取っておけ。俺は俺の部下を使い捨てになどしない。」


腰に差した風斬を抜いて一歩前へ出る。


「俺が行く」


「団長自ら行く必要は無いのでは!?」


「あなたが失われたら南部軍はどうすれば!!」


敵の強さが未知数ならば、こちらも強者が出るべきだろう。


「ダグラス・ファル。俺が不在の間はお前に任せる。俺が死んだら全権を任す。」


「………了解しました。必ず帰ってきて下さい。これは騎士団の総意です。」


そう言うものの、ダグラスの目は納得していない。

自分が行っても良いと思っている。


だが俺が負けるようであれば、誰も南部軍でヤツに勝てる者はいない。


俺とてクロムから専用装備を“持たされて”いるのだ。


起動ウェイクアップ


騎士団長専用装備 “白金装束ジ・プラチナム

白を基調とした団服に金色に輝く意匠が散りばめられたデザイン。

服から足先の靴に至るまでのセット装備だ。


衣服の着心地で鎧を超える防御力なコンセプトだ。


鎧で動きが制限されるのを嫌ったナギに、クロムが作った装備で防御力は勿論のこと、短距離転移ワープ、魔力で身体能力にブーストをかける。


ナギの戦闘力を底上げし、相手はまるで自分とは違う時間軸にナギがいるように錯覚する。


背中には加速機能がついており、使用時には銀翼が出ているようにも見える。


武器は風斬を使うためにクロムは敢えて何も作らなかった。


だが、徒手格闘も出来るようにグローブも装備。

拳のインパクトと同時に相手に魔力の爆発を叩き込む。


「ではココを頼んだ!!」


俺は流星の如く光の帯を引き、敵の前まで移動する。



「待たせたな。」


「派手な登場だ!俺の名はジェイル!人呼んで不死身の男だ!」



その男は既に馬から降りている。

赤い短髪に筋肉で固められた大きな体躯、そしてその身体の倍の長さがありそうな槍。


見た目からしてパワー特化だろうな。

不死身、という呼び名も気になる。


俺も名乗らねばなるまい。


「公爵家騎士団長ナギ・ウェイドだ。」


「じゃあやろうか!!」



そう言って、ジェイルは突っ込んできた。

不気味な敵、ウェイド現る。

次回はナギVSウェイド!!


「面白い!」「楽しい!」「続き気になる!」とか感想あれば応援も兼ねてぜひよろしく!



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