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万能賢者は邪神の力で復讐したい〜女神と勇者だけは許さねぇ〜  作者: CronoA
第二章 第一部 〜神へと至る道〜
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043〜守護者

閲覧ありがとうございます!

クロムは再び魔王領へ。

旧魔王領。

オレは魔王が女神が創り出した偽物だと分かっているが、魔族や人の中にはそうと知らずにそれに従っていた者も多くいた。



基本的には魔族は人と変わらない。

魔物には理性というものは殆どないが、魔族は違う。

意思を持ち、考えて行動する。

喜怒哀楽もある。


魔物が進化したとも言われているが、実際には人が変異したり動物が変異した者達が多い。


魔力への順応性が高く、それ故に変異したとオレは考えている。


だからこそ魔族は、種族としての数が少ない。

隠れ住んでいる者が多く、旧魔王領には魔族が多い。


そして………邪神様を崇拝している者が殆どだ。


「ひょっとしたら魔族達はオレと同じようにレナ様に助けられて、その後その力で変異した者達なのかもな……」



今だからそう思う。


前魔王が女神の手先だと言ったら、魔王の幹部も倒さなくても良かったのかもしれないな。



オレは探知を最大限の範囲で使用しながら魔王領内の暗い森の中を進む。

魔王を倒した所は過ぎ去り、更に奥へと来ている。


人が足を踏み入れた形跡も無い奥地だ。


今の所、これと言って何も見つかっていない。

神殿どころか魔族の気配も無いし、建物の一つも無い。

というよりも生き物の気配がない。



コレは当たりかもしれないな。


邪神の神殿について書かれた書物にはこう書かれていた。


『植物以外の生きるモノが見えない昏き森の先には幻想的な景色が広がっていた』と。


そして『守護者』に気をつけろと。


オレの探知は少し前よりも範囲や精度が強化されているのにも関わらず、何一つ引っかからないというのはそういうことだろう。


邪神の領域に入っていると思った。

先の見えない森など、そうそうあるわけがないからな。


「探知は役に立たないようだ。」


どうも探知を惑わせようという感じがする。


ここは直感だ。


オレには邪神様の……レナ様との繋がりがある。

何となく惹かれる方へ駆ける。




少し移動すると分かった。

やはり探知が邪魔をしていたようだ。

呼ばれているような、手を引かれるような感じがする。


「そうか貴様も眷属なのだな?」

「っ!?」


唐突にオレの右側から声が放たれた。

気配など感じなかった。


急停止して視線を向けると、暗くて顔は見えないがそこには数人が立っている。



『守護者に気をつけろ』



一瞬、頭に書物の言葉が浮かんだが、相手の言葉を思い出す。


オレの事を眷属だと言った。


「貴様も邪神様から力を頂いたのだろう?人の姿を保っているのは不可思議だが……」


そう言って歩み寄ってくる。

声からして男だろう。


「我は邪神様を祀る神殿の守護者にして、魔王の称号を賜ったディオス・アルバンである。………貴様も名を名乗れ。」


オレの前まで来たその男は、上背があり鍛えられた身体で更に大きく見えた。燃えるように紅く長いその髪は印象に残りそうだった。そしてディオスと名乗ったその男は、オレにも名乗れと促す。


「………オレはクロムウェア・ウォーロード。人の中では賢者と呼ぶ者もいる。」


「賢者!!あの女神が創り出した偽物を倒した男だな」


実際には倒したのは勇者クズだが。

と思っていたが、


「貴様の支援が無ければ、あのクズ勇者ではまだ魔王を倒せなかっただろうと我らが巫女が言っていたぞ」


巫女とやらは良く分からないが、あの戦いを見ていたのか。


「貴様らも挨拶するといい」


そう言って、ディオスの後ろにいた者達も前へ出てくる。


「エリック・ゼンキ……諜報偵察部隊を任されている……」


黒装束に身を包み目元だけを出している男。

額からは鋭い角が一本生えているのが分かる。

声が小さく聞き取りにくい。


「私はニール・マース。エリックの部下よ」


軽く手を上げて自己紹介をする。

諜報偵察部隊は皆黒装束なのだろうか、ニールも同じような服を着ている。

とても身体が小さい女性だな。


「邪神様の神殿の巫女を務めています、アルティア・ヴィアージュです。」


ペコリと頭を下げて挨拶したのは、神官のような服を着た女性。

長い黒髪にも目を引かれるが、それよりも背中にある二対の黒翼が更に目を引く。


「さて、自己紹介も済んだことだ。貴様も邪神様の力に導かれてここへ来たのだろう?」


導かれたといえばそうだが、オレは目的が合ってココへ向かっていた。


「オレは愛する者を救うため、そして女神と勇者を殺す為の手段を探してここに来た」


「………女神を殺す?貴様がか?面白い冗談だな。邪神様の力の一端も扱えぬ弱者が良くそんなことを言える。」


ディオス、こいつケンカを売っているのか?


「見たところ……まだ覚醒したばかりの様だ……」


覚醒したばかりだから何だというのだ……。


「オレが弱いことは承知している。だからこそ手段を探しに来たと言ったのだが?」



「ふむ…………貴様、一度死ぬ覚悟はあるか?」


ディオスから唐突に聞かれる。


「オレはもう一度死んだ身だ」


「何?もしや貴様、邪神様との邂逅を済ませているのか?」


確かに、死んだ時にオレはレナ様に会っている。


不思議そうにしているオレに、


「確かめる必要があるな。クロムウェア・ウォーロード、付いてこい」


ディオスがオレの腕を掴み引っ張っていく。


よく分からないままオレはディオスに付いていくことになった。

果たしてクロムの身に何が起きているのでしょうか?


「面白い!」「楽しい!」「続き気になる!」とか感想あれば応援も兼ねてぜひよろしく!



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