034〜次の戦いの為に
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戦闘シーンは描写が難しい……
今回はラインバードの件についてのお話。
「ナミト、母さんには会っていけよ」
「あぁ、分かってる。この後に顔を見せてくる。」
模擬戦後、見ていた騎士達がナミトに殺到しもみくちゃにされていたが、ナギが「お前ら、ナミトが戻ってきたら騎士の座を奪われるかもな」と言ったら稽古へ戻っていった。
そしてナミトは母の所へアミナを連れて走っていく。
その間に俺とナギは話がある。
「シルバ、ラインバードの件だ。街に徘徊している正体不明の魔物だが、街の人達や冒険者、騎士達からは人の影のような魔物だと聞いている。それがかなりの数いるらしい。」
影の魔物と言えば、真っ黒な毛を持つ狼系のシャドウウルフやら、人の影に擬態するヒトモドキとかだろう。
ヒトモドキが大量発生など聞いたことが無いな。
「そして声を聞いた者がいる。『貴族はドコだ?』と言っていたらしい」
「ヒトモドキは喋らんぞ?」
「だから他の何かがいる可能性がある」
影を操る者がいるということだな。
あの勇者の知り合いにそんな能力を持った者がいるとは思えないのだが。
影の魔物を操るなど、それこそ闇の魔力に秀でた者しか出来ない。
俺はもちろん出来るが、それはレナ様の力があってのものだ。
やはり神の力か。
これは早々に解決して、調べないといけないようだな。
「戦力の底上げで光属性の装備を整えておくとしよう。現地にいる騎士団の人数を教えてくれ。」
「あぁ、それは助かる。人数はーーー」
ナギから人数を確認し、体型や背格好、戦い方等を聞いておく。
鎧と武器だけでもあれば大分違うからな。
ある程度の詳細が分かれば、後は収納内にて自動で創造するだけだ。
アミナにも専用の装備を作り、ナミトも武器の換装を出来るようにしておこう。
ナギは騎士団の訓練に戻った。
俺は訓練場の端でナミトが帰ってくるのを待つ。
影の魔物か……。
「最悪、浄化の魔法を撒き散らせば何とかなるとは思うのだが、俺は少し不得意だ。聖職者のシェリアならば楽にこなせるのだろうがな」
闇の属性に秀でている俺は、光属性の魔法はあまり得意ではない。
逆に言えばシェリアは闇の属性が苦手だ。
むしろ聖職者ということもあり闇の魔法は一切使わない。
光属性特化だな。
ちなみにナギは属性魔法を一切使えない。
使えるのは身体強化の魔法のみ。
それも数分だけだ。
体内の魔力が極端に少ない体質で、その分身体を鍛え続けてきた。
その結果があの強さだからな。
その努力は並大抵では無かったと思う。
俺が出会った時にはもうあの強さを確立してたからな。
俺の身体の鍛え方は、半分ナギから教わったからな。
あとは自己流だ。
といっても、身体ごと復活を果たした今の俺の身体は、以前の魔導師スペックからは逸脱している。
今の俺の身体は、あのナギ相手でも素手で完封出来てしまう。
だからこそ、俺が前に出て戦うわけにはいかない。
ナミト達が育たないからな。
極力戦わず、戦力を増強するのがいいと思っている。
俺が居なくなった、後の為にも………。
シルバとしての戦闘シーンが少ない理由。
今後の事を考えて動いてます。
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