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万能賢者は邪神の力で復讐したい〜女神と勇者だけは許さねぇ〜  作者: CronoA
第一章 第二部 〜東部動乱・帰還編〜
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027〜回復と破壊神

閲覧ありがとうございます!

まずは市長を何とかしましょう。

市長が勇者バカに何かされているようなので、どうにかしよう。


まずはアミナの時にも使った解析アナライズを市長にも使う。


魔法が関わっているのであればこれで直ぐに判明する。


大体コレで何とかなるはずだ。


「賢者殿、何か分かりましたか?」


「ふむ、視力は“視暗ブラインド”足は筋力等の弱体化魔法を長期間に渡って発動するように、行使されているな。勇者バカの持っている大量の魔力が使われているから、そこらの魔道具や魔導師では回復出来なかったのだろう。だが、俺なら“解呪ディスペル”出来る。」


「おぉっ!!見えなかった目が、見えるようになっていく!!足も動くぞ!!」


ただ解呪するだけでは、いきなり周りの光が目に入って本当に視力をやられてしまうかもしれないからな。

段階的に少しずつ見えるように解呪した。

足は問題無いだろう。



「さすがは賢者様!!ありがとうございます!!」


「気にするな。それと、賢者というのは伏せておいてくれ。あの勇者バカに一泡吹かせるには俺が生きているのを知られたくない。」


「では、シルバ様と呼ぶようにしておきましょうか。」


「あぁ、構わない。」



相変わらず、あの勇者バカの魔法の解呪は簡単だ。

魔力操作が下手過ぎて、魔力の量をもって無理矢理使っているからな。


魔力量が無いと解呪は厳しいのだがな。

レナ様に復活させてもらう前の俺だったら厳しかったかもしれない。


勇者の称号というのは、一般人を英雄にしてしまうレベルのモノだな。


女神の手によって、勇者バカが量産されたらそれこそ面倒極まりないだろう。



まぁ、ナミト程の力があれば俺が強化出来る。

少しずつ、各地の戦力を増強していこう。


残念なのは、この街が他国になってしまったことだな。

流石にここを強化することは出来ない。



「悪い市長さんとシルバさん、なんだか外が騒がしいぜ?」


「破壊神が来たー!って言ってるよ?」


窓際で空気のようになっていたナミトとアミナが声を上げた。


「破壊神?……もしやミアか?」


勇者パーティの一人、拳聖。

気に入らないことがあれば殴る。

何かあれば直ぐに手が出る。

問題は拳で解決する!が信条の前衛職。

拳打だけで魔王城の外壁をぶっ壊し、蹴撃で魔王の防御を破った。

触るもの全てぶっ壊すんじゃないかってことから付いた異名が〈破壊神〉だ。


勇者バカの次に扱いが大変な存在だった。


洗脳状態になっていると思われる彼女が何故ここに?


「この建物の入口まで来てるっぽいぜ?」


「市長として行かねばならないですね……何かを破壊される前に」


まだ病み上がり?なのであまり無理はしないといいが……


「俺達も護衛として付いていこう」


「それは心強い!」


ナミトとアミナも十分戦力になるからな。

仮面だけは忘れずに付ける。


何かあるかもしれないので防御力強化の魔法を市長と秘書を含む全員にかける。


まぁ、ミアなら攻撃に入る前に封じればいい。



ギルドの外へと出て、来客者と相対した。


ふむ、間違いなくミア・ランバース本人だな。


烈火のような赤い髪を短く揃えている。


だが、覇気が無い。

目に光が宿っていないように感じるな。

やはり何かされているな。



「グラン・メルキス。身勝手な王国離脱の罪は重い。これは宣戦布告である。即刻王国への復帰をしなければこの街ごと軍が飲み込むことになるだろう。我々はこの街に続く街道にて返事を待つ。」


「……………」


全員が呆然とした。

何という棒読みだろうか。

明らかに自分の意志で言葉を発していないことが分かる。


俺は隠蔽魔法で隠して解析アナライズを行った。


ちっ……解析妨害があるな。

これは勇者の魔法じゃない。

女神の仕業か?


だとすると、ここで洗脳魔法自体も解呪するわけにもいかない。


解呪したことが女神に伝わるとこの街に影響が出てしまうかもしれん。


街道に戻ったところで解呪を試したほうがいいな。



「では、検討した上で回答いたします。答えは街道にて……」



市長がコチラの意図を読み取ったかのようなタイミングでミアへ返答した。


空気を読むことに長けた商人だっただけのことはある。

何も言わなくても察してくれるとは思わなかった。


ミアは無言で去っていった。


遠視の魔法で確認すると、王都からの街道には進軍している一団が見える。



「王国は本当に軍を差し向けていいる。その数は一万ほどだろう。」


ミアが軍を指揮することは無いだろうが、操られているとはいえミアが参戦するとなるとこの街の自衛では勝ち目は無い。


かといって、神聖国から増援が来ることも無さそうだ。



「そもそもミアをどうにか正気に出来ればコッチの勝ちなんだがな」


「そんなこと出来るのか?」


「俺の解析は妨害された。勇者バカの魔法ではないことも分かった。恐らく女神の魔法だ。だが、女神の魔法の技術は勇者の上位互換程度だ。俺の技術に、レナ様の魔力があればどうとでも出来るだろう。」



今の女神はどうやって先代の神を倒したのだろうか……。

魔法の技術的には大したことはなさそうなんだが。



「ひとまず市長。良く空気を読んでくれた。タイミングは完璧だった」


「いえいえ、何となくですよ」


「「ん?」」



ナミトとアミナは理解出来ていない。



軍が到着するまでに、対策を考えねばならんな。



「ナミトとアミナにもやってもらうことがある。」


「おう!良く分からねぇが、任せろ!」

「任せろー!!」



女神と勇者よ、仲間を返してもらうぞ!

まさかの拳聖参戦!!

まぁ、相手は賢者なので………

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