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000〜賢者死す

閲覧ありがとうございます。


ぼちぼち更新していきますので長い目で見てください。


「魔王ディアボロス!!これで終わりだ!」


叫びとともに勇者カイトは、聖剣を振りかざし魔王へと振り下ろした。


その斬撃は、魔王の肩から脇腹にかけて大きく切り裂き致命傷を与えた。


ただでさえ魔の者にとって、聖剣は絶大な威力を誇るのだ。


「ここまで、か……。だが、いずれ、次の者がお前達にー」


「グダグダうるせぇ!とっとと死ね!!」


勇者は魔王の捨て台詞ごと真っ二つにした。

聖剣によって命を絶たれた魔の者は灰のように崩れて塵になっていく。


それは魔王も同じだった。


強敵をやっと倒せた、という感動を感じる場面である。


だが勇者の最後の行動が、魔王を討伐したという感動を薄れさせている。


パーティーメンバーの皆が冷たい視線を勇者に向けていた。


「これで面倒な冒険も全部終わりだぁ!帰って王サマから褒美貰わねぇとな!!」


空気を読まない勇者はヒャハハハッと笑って歩き出した。


哀れなり魔王。


ー翌日ー

魔王討伐の帰路の途中。

野営で一晩を過ごした勇者達、出発の時である。


勇者が賢者と向き合った。


「そうだぁ賢者サマ。女神サマからのお告げだぁ。」


勇者はこの世界で唯一、女神様の声を聞くことができると言われている。


お告げ?と疑問を浮かべる賢者に対して、仰々しく両手を広げる勇者は、告げた。


「ここで、死ね。」

「何だと!?ぐっ…お前らっ!?」


仲間であった聖騎士、拳聖が賢者の腕を抑え、聖職者と狙撃手が足を抑えた。


その目から意思の光は失せているが、賢者は気が付かない。


賢者も必死に抵抗するが、聖剣が賢者の首と胴体を分離させるまで、時間はかからなかった。




「クククッ、じゃあな小姑みたいな賢者サマよぉ。残った仲間には俺がゆっくり教えて行くからよ、誰がご主人様なのかをな。」


賢者は一瞬で薄れゆく意識の中、最後の言葉だけはハッキリと聞き取れた。


「やっぱ女神様には従わねぇとなぁ、お前ら!」


賢者は死んだ。

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