小説を書くときに使える難読漢字・表現 ー泣きー
今回は泣いているシーンで使える難読漢字・表現を記載しました。
号泣シーンや感動の場面に使えると思うので、ぜひ役立ててください。
澎湃……水がみなぎって溢れ出る様です。涙が流れる時にも使われ、「涙が澎湃と流れ出る」といったように使われます。
例文:目から涙が澎湃と溢れ出た。
頻出度★☆☆
号泣度★★★
滂沱……とめどなく涙が流れることです。水が激しく流れることも言います。これを泣いているシーンに添えると、急に雰囲気が出てきていいと思います。
例文:彼の瞳から熱い雫が滂沱のように流れ出る。
頻出度★★☆
号泣度★★★
感涙に咽ぶ……感動のあまり号泣することを意味します。そのまんまですね。だからこそ所見でも意味が分かりやすく、文の中に入れやすいというメリットがあります。
例文:彼女が申し出を受け入れてくれた時、嬉しさのあまり感涙に咽いだ。
頻出度★☆☆
号泣度★★☆
泣訴……泣いて訴えることです。そのまんまですね。
例文:環境改善を泣訴する。
頻出度★☆☆
号泣度★★☆
啜り泣く……しゃくり泣く、すすり上げて泣くことを意味します。
例文:彼女は部屋で一人啜り泣いた。
頻出度★★★
号泣度★☆☆
さめざめ……静かに涙を流すことです。たまに日常会話でも使われますね。
例文:彼女は彼と別れるなりさめざめと泣いた。
頻出度★★☆
号泣度★☆☆
滔々《とうとう》……水が止まることなく流れることです。涙が流れる時にも使われ、「涙が滔々と流れた」というように使います。よどみなく話すことを「滔々と話す」というので、そちらも知っておくといいと思います。
例文:彼女の瞳から滔々と涙が流れ出た。
頻出度★★★
号泣度★☆☆
嗚咽……声を詰まらせて泣くことを意味します。
例文:彼が行方不明と知って、彼女は嗚咽を漏らした。
頻出度★★★
号泣度★★☆
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の投稿は明日の18時頃を予定しております。ぜひご覧になって下さい。