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第4話

「ひとみいいかあ?今から父さんのいう事を聞くんだぞ ひとみの目はもう見えない。手術しても1%、父さんにはそんな金もない。ひとみ・・・」お父さんは、声を詰まらせた。ひとみはお父さんが泣いている事にきずいた「父さん ひとみは大丈夫、目が見えないだけだから」6歳の子が言う言葉ではなかった。「母さんもお兄ちゃんもいるから父さん泣かないで」ひとみは、まだ知らない、母さんもお兄ちゃんも死んでしまった事をお父さんは言った。「母さんとお兄ちゃんは・・・もういない、ひとみはもう大きいからわかるな」ひとみは見えない目で外を見つめた。肩を揺らし泣くことを我慢しているひとみの後ろ姿にお父さんは胸が締め付けられ、ひとみを抱きしめた。「ひとみ 我慢しなくていいんだぞ」ひとみは大声で泣いた。「父さんなんでひとみの目は見えないのに涙がでるの、なんで、なんで」ひとみは泣いて泣いて泣き疲れ眠ってしまった。お父さんは、ひとみの眠っている顔を一晩中見つめていた。「ごめんな ひとみ、ひとみに辛い思いをさせてしまって、父さんにはひとみがいるだからがんばるからな」ひとみの頭をゆっくりさすりお父さんは、眠っているひとみに話かけた。朝が来てお父さん眠ってしまった。「やあーイヤイヤ怖いよー」お父さんはそんな声で飛び起きた「ひとみ、ひとみ父さんだよ。よーし大丈夫、大丈夫」お父さんひとみをギュッと抱きしめた。ひとみは、眠る事さえ恐怖になってしまっていた。

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