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第3話

「お父さん、今は夜なの?電気つけて」ひとみは目を開けた。「ひとみ お父さんの顔わかるか?」「わからない」お父さんは急いで先生を呼んだ。「先生 ひとみの目どうなんですか もしかして、見えないって事はないですよね 先生」「詳しい事は明日検査しないとわかりません」明日検査する事になりひとみにお父さんは説明した。まだ6歳のひとみに何と説明していいか悩んで悩み6歳でも本当の事を説明した。「今、ひとみの目は見えないだろ、明日検査するから、お父さんとがんばろうな」ひとみは「お母さんとお兄ちゃんは?」お父さんは今のひとみに言えなかった。「大丈夫他の病院にいるよ。早く良くなって会いにに行くぞ」お父さんは嘘をついた。「しばらくだけ、許してくれるよな、母さん」検査の日ひとみは一言も声にしなかった。検査が終わり先生に説明された。「ひとみちゃんの目は治すのが難しく治らないわけではないのですが、移植するしか方法がなくかなりの費用もかかります。手術を受けても99%のうち1%の確立とそう思っていて下さい」お父さんは、気が抜けたままひとみの病室に戻った。ひとみは見えない目で窓の外を眺めていた。その後ろ姿を見ていると、胸が締め付けられる思いで苦しいお父さんが代われるなら、代わりたい「ひとみ如何した?」「今ひとみに見えるの、菊の花元気なの?みんなが帰るまでに花が咲いていればいいのにね、お父さん」お父さんは、言葉を詰まらせた。

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