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BL恋愛ゲーム世界に転生しました。  作者: 高殿アカリ
本編
1/46

転生したようです。

火がつくような赤ちゃんの泣き声に驚いて目を覚ます。

誰が泣いているんだ!?と思うも、どうやらその火の種は自分の中にあったらしい。


慌ててやってきたメイド服を来た女の人が私を抱き上げ、あやしてくれる。


その瞬間、全てを理解した。

これが所謂、巷で流行りの転生というやつか、と。


酷く冷静だったのは、前世の記憶が曖昧だったからだと思う。

自分の名前も家族や親しい友人のことも何一つ覚えてはいなかった。


前世の記憶があるということ。

今の自分が赤ん坊であること。

それらから察するにおそらく、前の自分はもう死んでしまったのだろう。


当然、死んだ理由や年齢などは不明だが。


ただ不思議とニホンという国の文化や知識は、私の頭の中に存在していた。

というより、それくらいしか私には前世の記憶がなかった。


一番強烈に思ったこととしては。


私はニホンという国にいて。

そこにはオタクという一つの文化があり。

友人の一人にフジョシなるものがいた。


うん、自分がどんな人生を送っていたか、少しだけ分かったような気がしなくもない。


とにもかくにも、こうしてはいられない。

早いところ、この世界の情報を収集し、現状把握を急ごう。


それが終わったら、前世の知識を使って、のんびりゆったり今世を謳歌するのだ。


そんなジジ臭いことを考えながら、私は哺乳瓶に食らいついた。

腹が減っては戦ができぬ。


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