21話(最終話):臼井一族の土地がソーラー発電所になる。
そこで4月16日から22日の1週間でお願いしますと言った。そして実験をしてもらった。その結果、ソーラーパネル発電できる環境だと判定された。そして値段提示をしてもらうとA社が1億円、B社が1億4千万円と提示した。それを見てA社に重光が電話して担当者と電話して1億円は、ないでしょ。1.5億円から交渉しようと思っていたのにというと強気ですねと言った。
そこで駄目ですかと聞くと私では判断できないと言い、もう一度電話しますとA社の担当者が電話を切った。B社にも同じ様に話すと、もう一度検討して電話すると言った。その後、A社から1.5億円、B社から17000万円の価格提示でB社に決めた。この結果を臼井信一に話すと17000万円なら売れて良かったと言った。そして売れたお金は信一さんが臼井一族の今後のために、生かしてやって下さいと臼井重光が言うと、本当に助かったと言ってくれた。
その後、臼井信一さんの口座に17000万円が入金された。その後、臼井一族が5月に引越をすることになり、それ程遠くない場所に古家付き住宅を工務店の社長に捜してもらって4家族が引っ越して言った。そして夏休みに臼井正一と正二が実家に帰ってきて千葉の方で夏休みを過ごした。夜に男たち3人で夜釣りに行って、魚を捕ってきて、それを後日塩焼きにして食べたりプールへ行ったりして、過ごして、やがて9月になり東京へ帰っていった。
そして秋から冬へと足早に過ぎて12月に横浜中華街で家族全員で忘年会を開いた。しばらくして2019年があけた。2019年はアメリカと中国の経済摩擦で安い中国製品に報復関税をかけて中国の輸出が落ちてきて、その後の交渉でも、なかなか、進まないでいた。またアメリカのTR大統領はパフォーマンス政治で北朝鮮との交渉を開いて、上手く行っていると演出したが、本当のところは、全く進んでいなくて、北朝鮮のトップが中国と話しながら、自国が有利になるような演出を見せた。また。日本と韓国との関係は最悪な状態になり、韓国のお家芸のハイテク製品もそれを製造するために必要な日本製品が入手しにくくなり低迷を余儀なくされた。そして中国製品に押される様になった。
またイギリスのEU離脱について、今迄、EUと粘り強く交渉していたメイ首相が2019年6月7日に与党・保守党の党首を辞任すると表明した。6月7日に保守党党首を辞任し、その後の党首選考で後任が決まるまで首相の職に留まる意向という。次期首相は保守党の党内手続きを経て、7月末までに決まる見通しとなり、なんと次の首相がEU離脱を強く訴えた強硬派のイギリスの保守党の新党首にボリス・ジョンソン前外相が選ばれた。それによってEUとの交渉決裂して単独でもEU離脱を強行すると強気の発言を続けた。そしてアメリカが中国のハイテク製品の使用に待ったをかけたが、ドイツをはじめとするEUでは中国の安くて性能の良いハイテク製品を使うと言うことになり、完全に足並みが、そろわなくなった。
そして中国とアメリカの貿易交渉が進まなくなった2019年12月には米国株が大きく下げ始め、世界経済に暗雲が漂ってきた。そして2020年があけて中国の富裕層が日本の不動産に投資していたものが支払いができなくなって東京、橫浜の湾岸の高級マンションが売られるようになり価格が下がり始めた。そして東京オリンピックが開催して、特の大きな問題もなく閉幕を迎えてから、日本の不動産を筆頭に株式など経済が悪くなってきて、高級マンションの値崩れとなった。
それを見ていた、臼井重光は2020年3月に娘の和子が君津商業高校を卒業して、橫浜のMMタワーの3LDK92平米の20階の海側の部屋を1億円で購入した。そして、今迄住んでいた家を土地付きで6千万円で臼井一族に売った。そして2020年4月に臼井和子は橫浜のデパートに就職した。そして臼井正一は早生大学理工学部機械工学科の卒論を書くために実験に明けくれていた。臼井正二も同じ様に慶応大学商学部を卒業のための論文作成に苦心していた。そして2020年10月に2人とも完成にて、教授会に提出し、受理されたと連絡が入った。
その後の就職活動で臼井正一がファナックへ就職するために山梨へ行き面接と採用試験を受け、採用の内定をもらい臼井正二はと東京のMT商事を受験して、内定をもらったと連絡が入り、会社が今のアパートから近いので、このまま継続して同じアパートに住むと電話し来た。長男の正一は山梨県の富士吉田のアパートを借りて本社まで通うことになった。そして採用が決まってから、家族5人でステップワゴンに乗り、河口湖を回り、山中湖で遊覧船に乗ったときに富士山にかかる傘のような雲を見て一番末っ子の和子が、お父さんが傘さして、その中に5人が入っているみたいと言った。