スキル!パーリーピーポー!!キラーン
「あ、あの、神崎、くん。」
「何!花子さん☆キラーン」
す、凄いテンションが高い!眩しい生き物は皆パリピというスキル(?)をお持ちなのですね。私には持てないスキルです…。いや、寧ろいらないスキル。(酷い)
「隼人。山田さんお前のテンションに引いてるぞ。」
「花子は静かで落ち着いたストーカーしないタイプが好きよね。」
「俺だね!」
「「ちげーよ!!」」
「神崎隼人、あんたどの口がそれ言えるわけ!?」
「俺小学校からの付き合いだけど、今お前がわからねぇわ(苦笑)」
「俺は花子さんと話せて嬉しいだけだ!」
みんながワイワイしてます。皆さんパーリーピーポーです。(花子さんはパリピの事を良くわかっていません。)
「あ、あの、神崎くん。」
「なぁに♪花子さん♪」
「神崎くんに、お願い、が、あります。」
「花子さんのお願い?」
「は、い。あの、てが………」
キーンコーンカーンコーン♪
「あ!ヤバ!隼人、教室戻るぞ!ごめんね。山田さん」
「おい!ふざけるな拓真!は、花子さーーーん!!」
ああ。神様。何と言う酷い仕打ち…。手紙を辞めてもらおうと思ったのに。私のなけなしの勇気を振り絞ったのに。ああ、世の中は何て世知辛い。
「朱里ちゃん。」
「何?花子。」
「世の中は世知辛いです。」
「この数分間で何を悟ったのよ!?」
神様!どうか、私の地味な日常を返しください!!
最後まで読んでいただき有り難う御座いましたm(_ _)m