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神崎くんと花子さん  作者: S8k
1日目
5/9

山田花子による脳内劇場

「いえいえ、滅相も御座いません。眩しい生き物のお名前を呼ぶだなんて!」


「(眩しい生き物?)ん~。俺そう言うの気にしないよ?」


 ブンブンブンブンブンブン


「花子、そんなに首ふったら取れるわよ。」


「いやいや、朱里ちゃん取れないでしょう。そして、隼人お前はいい加減鼻血とめろよ。」


 眩しい生き物かつ人気の雄のお名前を私が呼ぼうものなら………


 死 あるのみ!


 アサシンのごとく奴らのファンに滅殺されるに違いありません。





 これより山田花子による脳内劇場(妄想)を開催致します。


 パターン1~1人行動の場合~


 場所は教室からスタートです。

 まずは、ありきたりの呼び出しから。


 クラスメイトA「山田さーん、呼んでるよ!」


「あ、有り難うございます。」


 誰でしょうか??


「山田花子。ちょっと顔かして。」ファンの女子A登場!


 のっぺらぼうではなので、顔を貸すことは出来ません。

 なかなか難しい事を言いますね。(笑)とか言ったら速攻で殺られてしまいますね。

 はぁ。嫌ですがついていきますよ。どうせ体育館裏とかのベターな場所とかですよきっと…。


 ………只今、移動中………。


「おいブス!なに鈴木君の名前呼んでんだよ!」


 やはりベターな体育館裏ですね!捻りなしですね!

 そして、これまた王道の目的地につくと人が増えるパターンですね!


「誰が拓真様の尊い名前を呼んでいい許可出したわけ!?」


「それは拓ま!ぐは」(後ろから刺されました。)


 ………。ハハハ。終わりました。全て終わりました。



 パターン2~助けが来る場合~


 場所は教室からスタートです。まずは、ありきたりの呼び出し。


 机に手紙が……?


「昼の休み時間に一人で体育館裏に来てください?」


 誰でしょうか??


「花子どうしたの?」


「あ!朱里ちゃん。お手紙が机に入ってまして。」


「神崎隼人じゃん?」


「たぶん、違う方だと。内容がまともなので。」


「なら、神崎隼人ではないはね。行くの?」


「いちよ。行ってきます。」


「遅すぎたら見に行くから。」


「有り難うございます。朱里ちゃん。」



 はぁ。嫌ですが体育館裏に行きます。ベターな場所ですし、たぶん。というか絶対に嫌な予感しか無いです。


 …………花子、律儀に体育館裏に移動中………。


「おいブス!なに鈴木君の名前呼んでんだよ!」


 さすが体育館裏ですね!捻りなしですね!

 そして、これまた王道の目的地につくと人が増えるパターンですね!


「誰が拓真様の尊い名前を呼んでいい許可出したわけ!?」


「そ、それは拓真くんが「俺がいいって言ったんだよ?」


 何処かで見ていたかのように、鈴木拓真登場。


 す、鈴木拓真!何故、来たんだよ!!

 ややこしくなるだろうがぁぁ!!


 ♪ややこしや~ややこしや♪


「た、拓真様!」


「これは何?」


「こ、これは……。」


「山田花子!あんた、鈴木君に何いってんだよ!!」


 いいい、言ってませんよ!たまたまですぅぅぅ!!!


「マジで許さない!」


「グハ!!」(山田花子刺されました。)


 ………ハハハ。積んだ。



 脳内劇場終了。



「お願いですから、お名前呼びは許して下さい。」


「ちょっと、鈴木拓真。花子泣かさないでくれる?」


「え!なんかごめんね。山田さん。」


「拓真マジで死ね。」


「隼人マジで地味に痛いから脛蹴るのやめて!」




心の花子さんは感情豊かです。(笑)

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