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神崎くんと花子さん  作者: S8k
1日目
3/9

残念イケメンの君の名は神崎隼人

「ちょっと、神崎隼人!!」


 誰だ?俺を呼んだの??

 今、俺はこのガンレフで花子さんメモリアルを更新中なんだよ!!

 邪魔だ!どけ!花子さんが撮れないだろうが!

 近ずいてくんなよぉぉぉ!!!!!


「えっと……確か……君は花子さんの、お友達の………………。」


 マジで誰だっけ?花子さんの隣にちゃっかりいる虫女だよな?

 マジで誰だっけ??


「隼人お前、朱里さんだぞ?校内で有名な女子の飯嶋朱里さんだぞ!?」


 あぁ……!そうかそうか!!


「…………あずささんだね!」


「朱里だよ!あんた、わざと言ってる!?」


 ちっ!どうでも良いだろうお前の名前なんて。俺は今、花子さんメモリアルの更新をって……。


「ああああああ!!!!!!」


「ど、どうした隼人!いきなり叫んで!?」


拓真(たくま)どうしょう!」


「な、何だよ⁉」


「メモリーがいっぱいで花子さんが撮れない!」


「「撮んなよ!」」


「くっそーー。今日は替えのメモリーカード持ってきて無いんだよ!拓真お前のスマホのメモリーカード寄越せマジで。」


「嫌だわ!」


 くそ!拓真のクセに!あぁ花子さんが撮れない。駄目だわ~。もう今日授業とかモロモロやる気でないわ~。


「神崎隼人!」


「何?えっと………。飯嶋さん?」


「そうよ。飯嶋朱里様よ!花子の親友の!」


 うわ~イラつくはコイツ。

 何?花子さんの親友とか俺ですらなってないのにさぁ。


 …………………………………………………………………………。(妄想中)


 羨ましいだろうがああああ!!!!!!!!

 めっちゃイチャイチャできんじゃん!


「何で俺、女の子じゃないんだろう……。マジ神殺す。」


「心の声出てんぞ、隼人。神様もいい迷惑だよ。」


 駄目だわイライラする。


「神崎隼人は花子の事、好きな「愛してる!」」


「喰いぐみで来るんじゃないわよ。なら、花子と喋らしてあげようか?」


「神!」


「あんた、ちょろいはね。」


 ヤバイヤバイ!花子さんとお喋りとか!どうしよう!!花子さんをストーカーして(見続け)半年。

 ついに花子さんの視界に俺が……。

 ヤバイわぁ。これだけでイケるわぁぁ。

 つか口臭大丈夫かな?髪型は?俺イケてる?


「拓真俺、お前よりイケメン?」


「殴っていいか?」


「休み時間終わる前に行くわよ。」


 花子さん♪花子さん♪花子さん♪


「なぁ飯嶋さん?(小声)」


「何?あと朱里でいいわよ。(小声)」


「じゃあ朱里ちゃんで。で、朱里ちゃんいいのアイツ山田さんのストーカーしてるけど。(小声)」


「危害を加えるなら許さないけど……。今は面白いからいいわ(笑)」


「あっそう……。」


 花子さん待っててね♪♪



 その頃の花子さん


 ブル

 悪寒がします。風邪でしょうか?



本当に残念だな隼人くん(笑)

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