残念イケメンの君の名は神崎隼人
「ちょっと、神崎隼人!!」
誰だ?俺を呼んだの??
今、俺はこのガンレフで花子さんメモリアルを更新中なんだよ!!
邪魔だ!どけ!花子さんが撮れないだろうが!
近ずいてくんなよぉぉぉ!!!!!
「えっと……確か……君は花子さんの、お友達の………………。」
マジで誰だっけ?花子さんの隣にちゃっかりいる虫女だよな?
マジで誰だっけ??
「隼人お前、朱里さんだぞ?校内で有名な女子の飯嶋朱里さんだぞ!?」
あぁ……!そうかそうか!!
「…………あずささんだね!」
「朱里だよ!あんた、わざと言ってる!?」
ちっ!どうでも良いだろうお前の名前なんて。俺は今、花子さんメモリアルの更新をって……。
「ああああああ!!!!!!」
「ど、どうした隼人!いきなり叫んで!?」
「拓真どうしょう!」
「な、何だよ⁉」
「メモリーがいっぱいで花子さんが撮れない!」
「「撮んなよ!」」
「くっそーー。今日は替えのメモリーカード持ってきて無いんだよ!拓真お前のスマホのメモリーカード寄越せマジで。」
「嫌だわ!」
くそ!拓真のクセに!あぁ花子さんが撮れない。駄目だわ~。もう今日授業とかモロモロやる気でないわ~。
「神崎隼人!」
「何?えっと………。飯嶋さん?」
「そうよ。飯嶋朱里様よ!花子の親友の!」
うわ~イラつくはコイツ。
何?花子さんの親友とか俺ですらなってないのにさぁ。
…………………………………………………………………………。(妄想中)
羨ましいだろうがああああ!!!!!!!!
めっちゃイチャイチャできんじゃん!
「何で俺、女の子じゃないんだろう……。マジ神殺す。」
「心の声出てんぞ、隼人。神様もいい迷惑だよ。」
駄目だわイライラする。
「神崎隼人は花子の事、好きな「愛してる!」」
「喰いぐみで来るんじゃないわよ。なら、花子と喋らしてあげようか?」
「神!」
「あんた、ちょろいはね。」
ヤバイヤバイ!花子さんとお喋りとか!どうしよう!!花子さんをストーカーして半年。
ついに花子さんの視界に俺が……。
ヤバイわぁ。これだけでイケるわぁぁ。
つか口臭大丈夫かな?髪型は?俺イケてる?
「拓真俺、お前よりイケメン?」
「殴っていいか?」
「休み時間終わる前に行くわよ。」
花子さん♪花子さん♪花子さん♪
「なぁ飯嶋さん?(小声)」
「何?あと朱里でいいわよ。(小声)」
「じゃあ朱里ちゃんで。で、朱里ちゃんいいのアイツ山田さんのストーカーしてるけど。(小声)」
「危害を加えるなら許さないけど……。今は面白いからいいわ(笑)」
「あっそう……。」
花子さん待っててね♪♪
その頃の花子さん
ブル
悪寒がします。風邪でしょうか?
本当に残念だな隼人くん(笑)