第零話《強い主人公が、ピンチになっている少女を助ける事は昔からのお約束である》
ガタンゴトンと音を立てながら走る夕方の満員電車。殆どの人が満員電車の人波に曝されて体力を奪われるだろう。体力を奪われずに済むのは、大体電車の座席に座っている人達だろう。満員電車を乗る人は大体はサラリーマンやOL又は学生だ。満員電車は、疲労の地獄である。
そんな中、少年はこの地獄の様な満員電車の苦しみを和らげる為にポケットにしまっていたスマートフォンを弄り始めた。
少年がSNSの投稿を見ていると国際連合が能力者に対抗する為に対能力者特殊部隊が設立されたニュースに関する投稿が少年の目に留まった。
だからどうしたと少年は、心の中で吐き捨て揺れる電車の中スマートフォンの画面をスワイプし、アニメやゲームに関する投稿を探し始めた。
少年が電車に乗っているのは、バイトでも学校でもなくサブカルチャー専門店にアニメグッズを買い漁りに行っていたからだ。主に買い漁る対象は、バトルアニメとロリ中心のアニメのグッズだ。少年にとってバトルアニメとロリ中心のアニメが最高だと思っている。
「まもなく…得大紐…得大紐…お出口は左側です。」
バトルアニメ情報を探していると電車内のアナウンスが次の駅に着く事を知らせてくれた。
「降ります。」
少年はそう言いながら人波をかき分けて電車の左出口に向かうのと同時に電車は得大紐の駅に到着し、電車の車輪が金属音を出しながらゆっくりと駅に停車した。
「西得大紐…西得大紐…お出口は左側です。御降りの際は足元にお気を付けください。御忘れ物のないように御降りください。」
少年は、左出口から電車を降り、地獄の満員電車から解放された快を味わった。
ここ得大紐は、ロシアとアメリカと日本の文化が入り混じる都市。平均気温は、東京と比べると低めで、科学技術力は新宿に匹敵する近未来都市で、日本で指折りの巨大都市である。
「さてと…家帰ってアニメ見るか…」
少年の名は、剣ヶ峰龍雅。サブカルチャーオタクで、学力の面は、平均レベル。スポーツ面は、人類最高峰レベル。将来の夢は、まだ決まってなく、進路はスポーツで有名な大学に入ろうと思っている。容姿は、イケメンしか出てこない3DCGゲームから出てきたような中性的な八頭身の185cmの無駄のない筋肉質の細マッチョ、右寄りに宇宙のような漆黒の髪と左寄りに黄緑かかった黄金の髪のメッシュのアップベリーショートで、サファイアのような青く覇気に満ちし右目と黒曜石のような黒く覇気に満ちた左目を持った美少年だ。
「ん? あれは…」
近道をしようと路地裏入る赤髪の少女とその後を付ける様に路地裏に入る三人の不良が龍雅の視線に入った。
——あいつらをぶっ飛ばして満員電車のイライラを解消するか…
龍雅は、足早に改札を出て路地裏に向かって秒速12mの速度で走っていった。
路地裏は、近道にもなる。しかし、女子供にとっては夕方や夜などの日が沈む頃になると婦女暴漢に遭う危険性が高くなる。そんな事も知らずにノコノコと路地裏を利用して近道をする少女を襲う暴漢達…
「誰か…助けて!!」
赤髪の少女は、三人の不良達に服を引っ張られながらも叫ぶ。
「誰も来ねえよ。」
「大体こんな場所を通るなんて襲ってくださいって言ってるようなもんだぜ!」
「全くそうだよな!」
「ハハハハハハハハ!!」
三人の不良は、少女の事を笑いながら取り押さえる。
「離して!」
少女は、必死の抵抗をするが…
「だから大人しくしてろォ!」
金髪の不良は、赤髪の少女の腹を複数殴り抵抗を抑えた。
「うっ!」
「さて…こいつを縛って遊んでやるか…」
不良達が少女を縛り付けようとしたその瞬間——
「俺の目の前でこんな事をするのは、俺にぶっ飛ばしてくださいって言っているようなもんだ!」
龍雅は二人の不良の項を力強く掴み持ち上げて掴んだ二人の不良を路地裏の左右の壁に減り込ませ、二人の不良は、殴打による激痛で気を失った。
「誰だ!」
「今の内に…」
少女を縛り付けようとした茶髪の不良は叫んでいる内に少女は、路地裏に転がっていた鉄パイプで茶髪の不良の頭を力強く叩いた。
「グハッ!」
男は、頭に強い衝撃を受けて気を失った。
「おぉ~やるね~」
龍雅は、少女が最後の一人を倒した事を称賛した。
「まぁ、正直の所、俺が全員倒したかったのだがな…」
「ごめん」
「気にするな。所で、大丈夫だったか?」
「うん。腹を数発殴られただけだから…」
「それは、大変だぞ!後で、痣が出来たらどうするんだ?」
「心配してくれるの?」
「当然だ。いいか、近道だからってもうこんな場所に足を踏み入れるんじゃないぞ。ほら、外に送ってやるよ。」
「何で?」
「俺がいなくなった途端にまた襲われちゃ埒があかんからな。」
「なるほどね。」
龍雅は、赤髪の少女を守るように赤髪の少女を路地裏の外へと送った。
「今日は、助けてくれてありがとうございます!いつかお礼を…」
「いいんだよ。それよりも急ぎなんだろ?早く行ったらどうだ?」
龍雅は、お礼を受け取らずに、夕日に照らされながらその場を去っていった。
どうも、初めまして六峰不二です。剣ヶ峰龍雅の欲望の第一話は、プロローグのようなものです。この物語は、所詮主人公最強系のライトノベルですのでチートなどが苦手な方には、申し訳ありません。
では、次回の剣ヶ峰龍雅の欲望の第弐話《伏線の多すぎる作品は、回収できずに終わる可能性があるので伏線は少なめにしよう。》にご一読ください。