表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霊界との境界  作者: 紅刃
死神
97/100

第九十七話

 アヌビスにはもう考える余地が無かった。彼の脳内には「生き延びる」という目的ただひとつだったのだ。


 当然僕が逃がすわけがない。しかしあえて彼を一方向に逃がした。それは希莉が作った神楽の聖地と霊界をつなげる切り込みだ。なんの疑いもしないでそこへ飛び込むアヌビス。そして彼が霊界に着いた途端、神界の神々に包囲さていた。そして彼らの前には神格化した希莉と涼音がいた。


「さぁ、チェックメイトだぜ。諦めな。」


 希莉が刀を突きつけてアヌビスに言った。


 もはや戦意すら失った様子のアヌビス。


 結局彼はイザナギ達によって捕らえられ黄泉のイザナミのところへ流されるらしい。彼は死よりも恐ろしい仕打ちがまっているだろう。


 しかし僕は彼にトドメをさせなかったのが残念でならなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ