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第八十七話
僕らを神楽の聖地に送り届けてくれると進言してくれたのはなんとアマテラスだった。
「し、しかしアマテラス様あそこは危険です。それに貴方様が捕らえられてしまいますとこの世は死神の手に落ちますぞ。」
周りの神々が口々に止めようとす。しかしアマテラスが退くことはなかった。
アマテラスに連れられ大きな門の前まで来た。
「ここが神楽の聖地の入り口です。此処から先は私も行けないので後は頼みます。」
「ありがとうございました。助かりました。」
僕は礼をいい門の中へと入っていった。しばらく歩いているとずっと黙っていた神威が口を開いた。
「まさかお前が現頭首だったとはな。」
「そういう君も元頭首だったんだろ?」
「あぁ、まあな。しかしアヌビスが神楽の聖地にいるということはあいつも神楽の一族だったんだな。」
「祖父に聞いた話によると三代目の弟が命と引き換えに悪魔と契約したらしいよ。」
「死神の背後には悪魔か厄介だ。」
そう話していると突然空から柱が降ってきた。
すんでのところで避ける僕ら。そしてそこには羊の顔で翼が生えた見るからに悪魔という生物が飛んでいた。




