第八十六話
「神楽の聖地?!」
神々がざわつく。
「よりによって神楽の聖地か…」
神威も状況が悪そうな反応をする。
「なるほど、そこへ行けばみんなを助けれるんですね?」
僕はイザナギにそう言う。するとイザナギは驚いたように言ってきた。
「神楽の聖地ってのはあの神楽の一族しか入れないんだぞ?そこの神威は神楽の血筋だから入れるが…」
「問題ありませんよ。僕の名前は神楽 紫苑。現神楽家頭首です。」
僕がは初めて本当の名を名乗った。すると案の定かえってくる反応は
「えぇぇぇぇぇえ!!!」
これだった。
「ちょっと待て、君が現頭首?!確かにあの力はただの人では出せん力だが…」
「五年前祖父がいなくなる直前に僕が家督を継いだんです。僕の父には霊に対する力がなかったので僕が頭首になりました。」
「なるほど、やはり大賢者の中で最強だった朱雀も神楽の一族だったか。」
「はい、しかしその祖父も敗れたとなるとかなりの強敵ですね…」
「あぁ、しかもあのハデスでさえ封じる棺桶。相当厄介だ…捕まったら最後。どう攻略する?」
「それを考えたいところですが今は時間がありません。僕らを神楽の聖地に送り届けていただきたい。」
僕は無理を承知でお願いした。黙ってしまう神々。その時「私が送り届けましょう。」と声が聞こえた。
そこに立っていたのは………




