第七十四話
えっとー状況が変化しすぎて頭がごちゃごちゃしてきた…
どうも涼音です。私が捕まっている間になんか希莉がすごい技を習得したみたいです。
実体化して神装になってさらに紫苑との神格化まで果たすなんて…それもあの妖刀、空間を切り裂くんですよ?!チートじゃないですか!
「まぁまぁ、落ち着いて。」
心が読み取れるのか紫苑に頭をポンポンされました。
「落ち着けないよ。空間が裂けたと思ったらその先に神界が見えてるんだよ?門より便利じゃん!」
「希莉の力を応用したんだよ。ちなみに空間どうしをつないでいるのは紫紅だけどね?」
いつの間にか紫紅が御札に憑依して空間同士を縫い合わせていた。全く気づかない早さで作業をこなす紫紅ってやっぱりすごいとおもった。
「よし、行くぞ。僕が先陣をきるから涼音は暦達をお願い。」
「うん、わかった!暦、大丈夫?」
「うーん。むにゃむにゃ。眠いですぅー」
暦の緊張感のなさに圧倒されながら私も空間の亀裂を通る。私が通った直後、糸がほどけて亀裂はなくなってしまった。
「よし、ついた。近くに律花たちがいるはずだけどー。あ、いたいた。」
紫苑は律花に状況を聞きにいっていた。そのときの表情から見るにかなり悪いのだろう。
「よし、行くぞ。神界防衛戦だ。」




