第六十九話
「あらあら、外してしまいましたか。惜しい。」
暗闇から声が聞こえてきた。
「誰だ。」
「これは失礼。俺は神格霊序列四位の餓狼。此処から先は通れないよ。」
「なんだこの檻は…」
「あーさっきの三人のお仲間今頃牢屋の中だろうな。」
「君…みんなを捕まえていったんだな?」
「そー、そーゆーこと。今すぐお仲間のところへ送ってやるよ。」
また頭上から檻が降ってくる。
「主、今なら本気を出してもいいんじゃないか?」
「そーだね紫紅。暴走したら止めてくれよ。」
「任せておけ。」
降ってきた檻を思いっきり殴り飛ばした。
「悪いけど通してもらうよ。」
「そうはさせるかぁー」
突然暗闇から無数の鬼が現れた。
「こんなにでかいのが50?いや、80はいるな。面倒だ…」
「主、先にいけ。ここは引き受ける。」
そう言って実体化する紫紅。
「あぁ、任せた。」
僕も走りだす。
扉を開けると先ほどとは違う豪華な内装の部屋だった。
「よくここまで登ってきましたね。だがここまでだよ。」
いつの間にか餓狼がのぼってきていた。
「俺の管理する部屋でね。いい部屋だろ?」
「キラキラしすぎて目が痛いね。てかさっさと皆を返してくれない?」
「悪いが牢屋はここの上にあってね。俺を倒さないと進めないんだよ。」
「なら、倒させてもらうよ。」
そうして僕は餓狼に殴りかかった。




