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霊界との境界  作者: 紅刃
第三章 国家都市
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第五十九話

「さて、国家都市に戻りますかー」


 僕がそう言うとゼウスが


「陸路を通るなら先にガイアに会ったほうがいいぞ。途中で邪魔されるよりはよかろう。」


 と助言してくれた。


「ガイアの住む場所ってどこなんですか?」


「ガイアも我々と同じように色々な場所を移動するからな……聖域に行くのがよかろう。」


「聖域?!でもどこから?」


「ポセイドンの神殿があるじゃろ?あの奥は扉になっておるんだ。」


「おいゼウス、なんで我の神殿なのだ?そなたの神殿でもよかろうに。」


「我の神殿は天空にあるんだぞ?そこまで行くまでに時間がかかりすぎるわ。」


「ぬぅ、なら仕方ないのぉ」


 結果、ポセイドンの神殿を使って聖域へ行くことになった。


「暦、準備できてる?」


「はい、私は大丈夫です。姫奈はつかれたみたいで時計の中で寝ています。」


「希莉、涼音、紫紅出発できる?」


「俺はいつでも」


「私もいつでもー」


「可能だ。」


 みんなの準備が整ったようなので聖域へと出発する。


「流石、海の中にあった神殿、湿度やべぇー」


「こら、希莉文句言わない!ほら、扉くぐるよ。」


 聖域に入ると大きな城があった。というかそれしかなかった。城の外は真っ暗な闇。


「え、ここって聖域なの?」


「そーだ。聖域にはそれぞれの支配者四人しか住めない。そのためこの城より外は無の土地となっている。」


「今聖域には二人住んでるの?」


「いや、ガイア一人しか住んどらん。」


 ガイアさん…寂しくないのかな。そんなことを考えながら城の扉を開ける僕らだった。


 

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