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霊界との境界  作者: 紅刃
第三章 国家都市
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第五十四話

 降参した香澄の屋敷へ来た僕らはとりあえず話を聞くことにした。


「それで、評議院に抵抗しようとしたが力及ばず敗北、そのせいで君はこの国から出ることができないと。」


「そーなんや、東の国の王のあいつも同じ仕打ちを受けてて連絡もとれんし会うことも叶わんのや…」


「東の国と西の国が連合国家になったら少しは効力あるの?」


「確かに、効果は絶大やろう。でも評議院のやつらが攻めてきたらまだ対抗できるか…」


「たしか東の国も西の国も入るには海をわたらないといけないでしょ?」


「そや、海路でしか行くことは出来ん。空路っていう手もあるがここらの上空は気流の変化が激しくてな、ろくに飛ぶこともできんよ」


「なら守護を海神 ポセイドンに頼めばいいんじゃない?」


「海神?!あんたらあの海神と知り合いかいな?!」


「いや、知り合いってまでではないけど一応戦って引き分けた(?)感じかな。」


「ほんま化物やなあんたら…」


「とにかく僕らは東の国へ向かう。君は連合国家建国の準備を始めてくれ。

あと東の国の王に渡す手紙も。」


「わかった。手紙はすぐに書くさかい待っててや。」


 そういって香澄は仕事部屋へ向かった。


「さてと、僕らも準備しますか。向こう行ってまた帰ってくるけど暦と姫奈はどーする?」


「私は暦が行くのなら……」


「私はついて行くつもりですが」


「りょーかい、二人の護衛は涼音と紫紅に任せるね」


「了解した。」


「わかったー!」


「あれ?俺は何するんだ?」


「希莉はもう実体化して戦えるからバリバリ戦闘要員!」


「マジかよ……」


 出港準備が整ったのですぐに出港することにした。東の国へは僕らがいた大陸の裏側を通って行くつもりだ。


 地球は丸いので裏を通っても向こう側へ行けるのだ。


「さーて行きますか。あ、僕は仮眠とるからあとはよろしく。」


「しゃーねーなー。五時間だけだぞ。」


 僕と希莉がそう話していると。


「「「いいのかよ!」」」


 なんかみんなに突っ込まれた。

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