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霊界との境界  作者: 紅刃
第三章 国家都市
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第四十八話

 船に揺られること数時間、だんだん波が高くなってきた。船は大きく揺れ立っていることも難しい状態だ。


 その時前方に水の龍が立ちふさがった。腹をすかせているようだがなぜか襲ってこない。


「なんで襲ってこないんだろうか」


「本で読んだことがあります。あれは水竜。彼らは群れで狩りをするのですが一匹が船の周りを囲んで仲間の待つ場所へと誘導するらしいです。」


「ってことは僕はもう彼らのテリトリーの中に…」


「だよな…」


「やばいじゃないですか。どうましょ…」


「飛ぼう!」


「無理がある…」


「こうなったら水竜を全滅させるしかないかなー」


「ですね。できますか?」


「とりあえずやってみようか。」


 暦と姫奈を船内に入ってもらい僕はそれぞれ三人を憑依させる。


[雷刀 イカヅチ][神槍 ゲイボルグ][デスサイズ]それぞれ御札に憑依させ展開した。


 そして[パンドラの箱]を開けて[クサナギの剣]を日本刀に憑依さる。さらに瘴気を使って武器を浮かせる。


 海中にいる水竜はざっと25匹、話によると一匹倒すのに戦車一台は必要らしいが…


 数分後、それぞれ武器をコントロールしながら次々と水竜を狩っていく。的確に急所を切ればさほど苦労せずに討伐できた。


 残りがだいたい半分になった頃、船の周りを囲んでいた竜が離れた。僕らがいた場所は周りはゴツゴツした岩だらけだった。


 周辺の海域の地図を見た時はこんな場所はなかったはずなのだが明らかにおかしかった。


 その時、深海から巨大な神殿が上がってきた。


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