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霊界との境界  作者: 紅刃
第三章 国家都市
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第四十五話

 東京での休暇を満喫した僕らはまた門の前に立つことになった。


「また大変な日々が始まるのか…」


「まぁ、やるしかないでしょ」


「そーだよー」


「やるしかないって言ってる希莉が一番嫌そうな顔してるじゃん」


「は?!涼音のほうが嫌そうじゃん」


「そんなことないよー!!!」


「はいはい、喧嘩は終わりー」


 暦と姫奈は紫紅につれられて一時間後に出発することになっている。これは先に行った僕らが安全な場所を確保するためだ。


 門を出ると案の定兵士が取り囲んでいた。この人数ならステルスでやり過ごせそうだ。


 予定を早めて紫紅達に早めに来てもらった。全員にステルスを付与して見張りを突破する。


 路地裏でステルスを解除して宿を探すことにした。


「とりあえず目立たないところにある宿探そう。」


「金は大丈夫なの?」


「大丈夫、狩りで荒稼ぎしたからー」


「こやつ…」


 しかしそこら辺の宿をあたってみたが流石都市、どこも満室だった。


「この際だからさー家買う?」


 涼音の唐突な提案に僕の思考が頑張って追いつこうとしている。


「ちょ、ちょっとまって。なんで家?!」


「だってあったほうが便利じゃん?」


「たしかにそうだけども…」


 まずい…これは買わされるタイプだ…


「私二階建てがいいー」


「俺は庭のある家かなー」


「買う方針になってんじゃん… まぁ、お金はあるからいいや」


 街の不動産屋へ行き紹介されたのは希望通り二階建ての庭付きだった。しかし非常に人通りの多い場所に建てられていて迷うところだった。


 数時間後…


 結局買っちゃいました。


 一通り家具を揃えて休憩した後作戦会議にしようと思って街に出たのはいいがとこで何が買えるかなんて全くわからない。


「とりあえずどこに何が売ってるのか見て回ろうか。」


「そーですね。あ、でも姫奈ならわかるんじゃない?」


「え、あ、はい、多少…」


 突然話しかけられるとテンパるよね…


 結局その日は一部の家具と食材を購入して外食しただけで終わってしまった。

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