第四話
「起きろーーー」
そう言って僕は二人を叩き起こした。
強すぎる霊感のせいか僕は幽霊と話せるし触れることができるのだ。
ともかく二人を起こさないと僕も学校へ行けないのだ。(霊は霊媒と一定範囲しか離れることができないからである。)
そして僕は二人に朝ご飯を食べさせるのだった。
幽霊だって食べれるものはあるのである。某漫画の死神さんが林檎を好むように幽霊だって好む食べ物があるのである。
だからといってなんで二人共こんなにお米が大好きなんだろう…そしてなんで少食なのだろう… そう、二人分で米一合しか消費しないのである。これは一人暮らし?(なんか二人いるけど)の僕にとっては経済的に嬉しいことである。
と、こんな話をしてると遅刻しそうになってる僕である。 慌てて昨日と同じように満員電車に乗り込んだ。
しかし今日はなんだか雲行きが怪しい。 雨が降る日は悪い霊の活動が活発になるのはなぜだろう…(カッパなのか?)
今日は2.3件お祓いの依頼が入りそうだ…そう思いながら僕は肩を落とした。
少し説明を入れよう。
さっき言ったお祓いの依頼というのは僕の霊感のせいなのかおかげなのかわからないがそこからきた力なのだろう、とりあえずお祓いができるのである。その力を使う代わりに近所の神社が全面バックアップしてくれる。まぁ、バイトに近いものだ。
次に僕が肩を落とした理由だがこのお祓いの依頼は時間を問わずに急に入ってくるのである。要するに学校を早退しないといけないのである。
学校の先生には神社から何か伝えられているのだがクラスメイトや他の生徒は何も知らない、だから僕は特異体質で超病弱と思われている。
やっと満員電車から開放された僕はホームで嫌な音を聞いた。 そう、依頼が来たことを知らせる携帯の着信音である。
「また今日も学校休まなきゃいけないのか…」
小声でそう呟いて僕は指定された場所へ向かって走りだすのであった。