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神々の恩恵 -Blessing of Gods-  作者: 宙島 紺
序章 編入篇
6/13

第6話 決闘前日

ーーー翌朝


太陽の光が部屋の窓から部屋の中へと差し込み、外の野鳥の鳴き声が朝の訪れを教える。


グリムは大きなあくびをたてながら、身体を起こす。


「はぁ……」


そしてため息を一つ。


(ハダル兄、まだ起きてる?)


グリムは精神世界でハダルに問う。


"ああ"


(良かった。もう寝ちゃったかと思ったよ)


"昨夜の事を伝えなきゃならんのに寝ている訳がないだろ"


(それもそうだね。で、どうだったの?予想通り?)


"半分正解で半分不正解といった所だ。どうやらあのクソジジィが大元らしい"


(へぇ、そういう事だったんだ)


グリムは洗面台へと向かう。そこで顔を洗う。


"ひっどい髪だな。もう少し寝相は良くならねぇのか?"


(無茶言わないでよ、ハダル兄。寝相は意識してやってる事じゃないんだからさ)


"んな事は分かってんだよ。それくらいお前の髪がひどいって言ってんだ"


(ハダル兄の髪でもあるけどね)


精神世界と現実世界での兄弟の会話をしながらボサボサ髪を整えて、食堂へ向かった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第3学年 決闘のお知らせ


日時:明日の5限目

場所:第2闘技場


対戦

申込者:3-A サルバ・クロスコルド

受諾者:3-C イルギス・スクラード


観戦

第3学年の生徒とその担当の教員のみ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「学年1位が決闘を申し込んだみたいだ」

「そんなに相手が強いのか?」

「イルギスって誰?C組にそんなヤツいたっけ?」


校舎だけでなく、寮中の掲示板にも掲示されたこの張り紙により、朝食の(特に3年生の間での)会話は、この話題で持ちきりだ。



グリムが食堂に入ると、一気に視線が集まる。「アイツ誰?」「見ない顔だな」というような会話がヒソヒソと行われる。そこから、「まさかアイツがイルギスなのか?」という風に発展する。


「おっす、イルギス」


「やあ、おはよう、ジーク」


この交わされた挨拶により、彼らの予測が確証に変わる。それにより、イルギスはより強い視線を浴びることとなった。


朝食のテーブルをイルギスと共に囲っているのは、ジークとカユラ。


「今日は学校2日目か」


イルギスのこんな呟きからでも、会話というものは始まるものだ。


「そういえば昨日、編入してきたばっかだったな」


ジークが今思い出したというような反応をする。


「そうよ。まだ、学校にも慣れてないというのに、いきなり決闘だなんて。予想通り明日だけど、大丈夫?」


「大丈夫だと思うよ。ボロ負けしなきゃイイけど。」


カユラの問いに対し、イルギスは応えた。

しかしカユラには、この返答はどうも気に入らなかったようだ。


「私に勝っといて、ボロ負けとか言わないでよね。そうなったらコッチの立場がもっと無くなるんだから。」


カユラは学年2位で、イルギスは彼女相手に決闘擬きで勝利しているのだ。ボロ負けなんてされら、本当に学年2位なのか?、と疑われてしまうのだろう。もしくは学年1位が飛び抜けているか、のどちらかなのだが。



朝食を終えたグリム達3人は3-Cの教室へと向かう。

その間に行き交う生徒達から視線が集まる。そして彼等は近くの友人と、ヒソヒソと言葉を交わす。

が、そんな事はお構いなしの3人はユーノと遭遇、合流する。


「あれ、ユーノ?」


「おはよー、ユーノ」


「おはよう、ユーノ」


ジーク、カユラ、グリムの順に挨拶をする。


「お、おはよう、ございます…」


グリムの挨拶に少し驚いた後、噛みつつ挨拶を返す。


「あの、何で敬語?」


とグリムが言うと


「やっぱりまだダメだったみたいね」


とカユラが応える。


「あの、その……ごめんなさい…」


「謝られちゃったよ」


グリムは苦笑いするしかなかった。



4人は揃って教室まで歩きわ扉を開けて中に入る。


「あ、おはよう」


「よう、イルギス」


「もう、ココには慣れた?」


クラスの生徒達は、みなそれぞれ、三者三様、十人十色の挨拶をする。

いやいや、慣れるにはまだ早いよ。とグリムは心の中で呟く。


「ああ、おはよう。みんな」


グリムも挨拶を返す。


「ねぇねぇ、明日は勝てそう?」

「委員長に勝ったんだから。明日も勝てくれないとね」

「イルギスなら大丈夫だろ。」


どこに行っても話題は変わらないらしい。過度に期待されているグリムの顔は困惑の色を浮かべている。


「チョット、期待しすぎはダメよ。気負ったらどうするの?そんなに眼を輝かせてハエみたいに寄ってたかって。ほら、早く席に戻りなさい。もうすぐ始業のベルが鳴るわよ」


カユラはグリムに群がる生徒達に着席を促す。


「やべぇ、委員長がご立腹だ」

「さっさと席に戻るぞ」


生徒達は笑いながらそれぞれの席に戻る。


「何よ、その言い方は」


教室内は笑いに包まれる。


「みんな仲良いね」


グリムは隣のジークに言う。


「まあな。クラスの雰囲気がこんなだから、お前の編入はこのクラスだったんじゃないか?」


「なるほどね。」


程なくして先生がやってくる。


「それでは、1限目始めるわよ。」



編入2日目は、休み時間に新入りの顔を見ようとやってくる生徒達が多くも、なんとか授業をやり遂げる。

その後、食堂に行き夕食を食べて部屋に戻る。


(ついに明日…か…)


グリムが精神世界で兄であるハダルに話しかける。


"ああ、そうだな"


(明日はどんな風にする?)


"基本お前1人でやれ。じゃなければ、ココに来た意味が無い"


(う……分かったよ…)


そう言って、兄弟の会話を終え、ベッドへ横になり、眠りについた。



そして翌朝


1日の始まりを告げる

太陽が昇る。


追加執筆完了です。

とても遅れてすみません。


次のは書きます。頑張ります。


というわけで

次回は3/16 21:00 更新予定です。


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