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神々の恩恵 -Blessing of Gods-  作者: 宙島 紺
第一章 タッグトーナメント篇
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第10話 タッグ決め

イルギスの編入とその他諸々の事情から2週間が経った今、なぜか学校中で活気付いていた。

不思議に思ったイルギスだったが、その日の1限目に疑問が解消された。


「この時間は1ヶ月後にある、学年別タッグ闘技トーナメントの選抜ペアを二組決めたいと思います」


「よっしゃぁー!」

「待ってました!」

「やっとか」


先生の発言に盛り上がるクラスメイトたち。しかし、グリムのみ頭に疑問符を浮かべている。


「そっか、スクラード君は知らないんだったわね。学年別タッグ闘技トーナメントっていうのは、文字通りの内容なんだけど。各クラス2人組を二組ずつ計十組でトーナメント形式で競い合うの」


「…はぁ、成る程。で、それだけですか?」


一応は納得するグリム。

だが、まだ思う所があるようで。


「それだけじゃ無いわ。」


すかさず横から入ってくるカユラ。


「エキシビションマッチとして、3年生優勝タッグと4年生優勝タッグの闘技、並びにその勝者と5年生優勝タッグの闘技があるのよ」


「へぇ、面白そうだね。って、1、2年生は?」


グリムがまたすぐに疑問を抱く。


すると今度は別の方向から答えが帰ってくる。


「1、2年は見学。自分の成長の糧としてもらう、という名義だ。まあ、イベント的な色合いが強いからな。トーナメントに出ない奴らは、応援とかするのさ」


ジークが疑問に応答。


「それだけじゃなく、優勝すれば、学年末のクラス対抗行事のアドバンテージをもらえます」


ユーノも教える。


今ではもう、ユーノとはある程度会話できるようになったグリム。

しかし、いまはクラスみんながいる教室の授業の場、恥ずかしかったためか、近くの席だっためか、小さな声でコッソリ教えた。

しかし、学年末にも何かあるのか。何かって何だろう。そう思わずにはいられないグリムであった。


「へぇー。まあ、取り敢えずは分かった。けど、まずは相性の良いペアを決めるところからじゃないのかい?」


「それに関しては問題無いぞ、イルギス。俺とお前がペアなんだからな。これは決定事項だ。異論は認めん。」


「そーなのかい?ジーク」

「そーなんだよ、イルギス」

「このペアで決定?」

「このペアリングで決定。」

「ペアリングって………何か気持ち悪いなぁ」

「ペインティング?」

「何を描くんだよ」

「マッチング?」

「へぇ、僕と闘おうってのかい?」

「いや、遠慮しとく…」


とまあ、こんな感じで、イルギス&ジークのペアは結成した。


他のクラスメイトもペアは結成している。

だが、どうやらクラスで代表ペアを決める上で、生徒たちに強制はしないようで。挑戦したいペアだけが、代表ペアの切符を掴み取るため、クラスの競争を勝ち抜く。


「それにしても、僕等は連携や戦略なんかは何も無いんだけど、どうするんだい?」


「お前の火神授術を俺の風神授術でサポートする。これで何とかなるだろ。もしもの時は雷も使えばいいんじゃね?」


グリムの質問にジークのざっくりとした答えが返ってくる。


「そんな考えだったらクラス代表に選ばれるのも無理なんじゃないかな……」


「いやいや、言っとくけど、誰もお前等みたいな闘技や決闘なんて出来ねぇから。はっきり言ってレベルが違うんだよ。つーか、何で三年に編入してきたんだよ…」


「三年生までしか編入を受け付けてないんだよ。先生に聞いたところ、今の僕の実力は三年生以上四年生未満らしいよ。」


というような会話を繰り広げる。


「ま、ジークの言うとおり何とかなるかな。一人の時と二人の時の勝手の違いとかあるだろうけど、クラス代表にも選ばれなかったら、僕も、そしてカユラやサルバの面目も丸つぶれだからね」


「そこは心配いらないわよ。」


グリムの発言に対し、カユラは自信満々に言い放つ。


「うちのクラスのペアはイルギスとジーク、あたしとユーノで決まりなんだから」


「え?」


グリムは思わず気の抜けた声を漏らす。


「え?、じゃないわよ。貴方の実力は確かなのだし、ジークもうちのクラスではトップの風の恩恵を受けているし、あたし達のペアの強さは証明済みだからね」


「そうなのかい?じゃあ、なんでクラスのみんなはあんなに喜んで…」


「そりゃあ、授業が無いからだろ。」


「………」


カユラの言葉を聞いて疑問を抱いたグリムに対してのジークの返答を聞き、グリムは開いた口が塞がらない。


「みんなの意識を変えさせる必要がありそうね。」


「たまには息抜きもあっても、ね?盛り上がることはいいことなんだし。」


カユラの発言に対し、グリムとジークは冷や汗をかいた。


と、そこで先生が口を開く。


「じゃあ、ペア二組成立ってことでいいかしら。」


グリムは内心、こんな感じで決めちゃってもいいのか、と思っていたが、クラスメイトたちは問題ないという顔をしている。


「それならこれで提出するわね。残りの時間は、とりあえず二組に闘技をしてもらいましょうか。」


と先生が言うと、


「っしゃぁあ!」

「またハイレベルな闘技が見られるぜ!」

「カユラちゃん、ユーノちゃん、頑張ってね〜」


とクラスメイトたちは大盛り上がり。

それを見たカユラはというと、


「授業が潰れたからはしゃいでるわね。どうしてあげようかしら…」


今度はクラスメイト全員が冷や汗をかいた。



ーー第3闘技場



「またここですか…」

「いやな思い出しかないわね。」

「うぅ…緊張します…」

「楽しみだぜ!」

グリム、カユラ、ユーノ、ジークの順につぶやく。


「それではタッグ闘技、特別マッチを始めます。所定の位置について」


先生がそう言うと、


「頑張れー」

「良い闘技を見せてくれよ」

「気をつけてねー」


観客席にいるクラスメイトは各々声援を送る。



4人の間に緊張がはしる。


そして


「闘技開始!」

というわけで、とりあえず再開です。

短い?そこは勘弁。

第一章は毎週更新予定


次回、6/15 21:00 更新予定

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