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21話ー意外と

鯷球「葵ちゃんは塾とか行かなくていいの?」


葵「別にどこか目指してるわけでもないし、部活動推薦で行けたらいいなって」


鯷球「葵ちゃん陸上だっけ」


葵「そう、スプリント系」


鯷球「でも葵ちゃん走りも早いよね?」


葵「部活ってなると中間くらいになっちゃうの」


鯷球「それでもすごいと思うけどな」


葵「中学生の時は一番だと思ったのにね、意外と早い人いるんだよ」


鯷球「やっぱり上には上がいるのかぁ」


葵「そういうこと、それじゃ帰って勉強するから」


鯷球「俺も帰ろうかな」


葵「一緒に帰る?」


鯷球「そうするよ」二人ともブランコから立ち上がる。


葵「球ちゃんって頭いいの?」


鯷球「どうなんだろ、下から数えたほうが早かったからそうでもないかも」


葵「本当?英語ペラペラなのに?」


鯷球「英語は大人になってから。学生時代は基礎できるくらいだった」


葵「基礎できるだけもすごいと思うけど」


鯷球「高校2年生の英語はもうわからない」


葵「チェッ」


鯷球「危うく去年みたいに家庭教師をやらせられるところだったぜ…」


葵「いいじゃん、夕ご飯食べれるんだし」


鯷球「夕ご飯は食べたいものを食べるの」


葵「いっつもみんなからの貰い物なのに?」


鯷球「その貰い物からどこまで自分の納得のいく料理ができるかどうかなの」


葵「ふーん、でも頭と手際が良くないと難しいよね」


鯷球「何事も練習よ」


葵「それじゃ、私も勉強頑張ってこよ」


鯷球「頑張れよ〜」


葵母「球ちゃん今日も持ってく?」


鯷球「昨日のもらった分で冷蔵庫と冷凍庫がパンパンなんで大丈夫です!」


葵母「そう?それじゃこれ持っていって」


鯷球「いや、お魚は…」


葵母「これうちの実家から送られて魚醤と味噌なの。アレンジの一つにどうぞ」


鯷球「ああ!この味噌であら汁美味しいんだよなぁ。ありがとうございます!」


葵母「これからもご贔屓に〜!」


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