62.妖精の故郷
エバーグリーンの案内で、妖精界へと行くことになったわけだが……。
「具体的に、どうやっていくんだ?」
朝食を食べ終えた後、エバーグリーンに尋ねる。
「妖精界は、妖精郷って場所に、入り口があるんです」
『なんじゃとっ!? あ、妖精郷!?』
カーミラが驚愕している。
「なんだ知ってるのか?」
『ああ、世界四大秘境の一つじゃ! 濃い瘴気に包まれ、中にには魔蟲と呼ばれる恐ろしい化け物がうろついておる! 一度入ったら最後、生きては出れないと!』
ほぉ……。
ふぅん。なるほどね。
「じゃ、さっさといくか」
『話聞いてた!? 戻って来れないんじゃぞ!?』
「大丈夫大丈夫」
俺には結界があるしな。
『ふ、フレアはどうおもうのじゃ……?』
「リクがいれば、大丈夫だよ~。だって、リクの結界は……最強だもんね!」
フレアの笑顔を見ていると、本当に心が癒やされる。
それに、危険な場所かもしれないってところに、普通についてきてくれるってことは、それだけ俺の作る結界を信頼してくれてるってこと。
……俺は彼女からの信頼が、とても、うれしいのだ。
「ということだ。だから、ま、妖精郷とやらに向かおうぜ」
『四大秘境のなかも、リクトの結界があれば問題なし……か。まあそうじゃな……。こやつの結界が壊されてるとこ、見たことないし』
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