57.リスク
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
エバーグリーンは妖精だった。
「人間に化けていたのか」
「そうでーす」
軽いノリだ。しかし、おかしいな。
「牙狩りは、人外を許さないのではなかったのか?」
妖精は普通に人外だろう?
「はい、なので、バレたらやばいです」
普通に自分の素性隠してやがったのかこいつ……
なんで正体を明かしたんだろうか。
リスキーだろうに。
「牙狩りとしての使命よりも、あなたの信用を勝ち取るほうが、優先順位高いと思いまして」
……俺からの信用、か。
まあ、さっきまで胡散臭い女だと思っていたが、今はみょうに納得していた。
こいつの植物を操る力は、人間のものとは思えないものだった。
だが妖精……人外っていうなら、話はわかる。
「で、妖精のおまえが俺に何の目的があって近づいたんだ?」
「妖精王にあってほしくて」
「妖精王、ね……」
聞いたことない。だがこいつらの親玉ってことはわかる。
「いま妖精界はちょーっと大変なことになってましてー。そのトラブルを解決してくれないかなーっと」
俺の力をあてにしてるわけだな。
「断る」
俺にメリットがなさすぎる。
「フレアちゃんの封印の手助けになるのに?」
「……妖精を助けることがか?」
「ええ。きっと」
……どうするか。
まあ、普通に怪しい。断っても別にいいだろう。
だが、エバーグリーンは自分の正体を明かしてきた。
そこまでして、俺を味方につけようとしてる。よほど妖精界はピンチなのだろう。
そのピンチに釣り合うだけの、リターンがある、と考えてもいいかもしれない。
フレアの力の封印方法については、何の手立てもない状況だしな。
「いいだろう」
【☆★おしらせ★☆】
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