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55.降参

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 エバーグリーンの攻撃は、もはや俺には通用しない。

 目を閉じた状態で、彼女の元へ駆け出す。


「死になさい……!」


 さっきよりもたくさんの茨が地面から生えて、津波のように襲いかかってくる。

 幻術をやめ、物量作戦……。


 と、見せかけて。


「下からだろ!」


 俺はジャンプする。

 周囲にある茨は幻術で作ったフェイクだ。



 幻術の中に本物も織り交ぜてるのが、こざかしい。

 だが俺の結界は半球状じゃない。


 球体なのだ。

 俺を中心としたな。


 だから、地中からの攻撃も結界術で探知できるのある。


「空中なら避けられませんよね!?」


 彼女の背後に巨大な花が咲く。

 そして中心部から巨大な種が放出される。


 俺は空中を蹴ってそれをかわす。


「な!?」

「結界で足場をつくれるんだぜ?」


 相手が驚いてるそのすきに、俺はエバーグリーンの眼前へとやってきた。

 目を開けると、そこには驚愕の表情をしてるエバーグリーン。


 俺の手には結界で作った刃が握られており、彼女の首筋に当ててる。


「どうする? まだ戦うか? それとも……俺に殺されるか?」

『いずれにせよ殺すのじゃな……』


 カーミラがあきれたように言う。

 当たり前だ。オレの命を狙うってことは、フレアも討伐対象ってことだ。


 俺の大事なフレアに指一本触れさせない。


「……ふふっ、あはは! すごいです、さすがですねリクトさん。降参です」


 やれやれ。面倒な敵だったな。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編が好評のため、

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