54.視る
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
エバーグリーンはどうやら幻術を使っているようだ。
視覚情報を書き換える攻撃をしている。
ならば……俺は目を閉じる。
そして……【視る】のだ。
攻撃が……来る。
茨が蛇のように動き……そして、俺を捕縛しようとしていた。
俺はギリギリでジャンプして茨を避ける。
「!?」
『ど、どうなっておるんじゃ!? 目を閉じてるはずなのに!?』
俺は目を開ける。
エバーグリーンの、張り付いたような笑みが、いびつにゆがんでいた。
「簡単だ。俺は視てるんだよ」
「視てる……? 見る、ではなく」
「ああそうさ。俺は目以外でも、事象を視認できるんだよ」
「何を意味のわからないことを……」
「ま、よーするに、あんたが何をしようが、俺には全部お見通しってわけだ」
ずぉお! と無数の茨が出現する。
なんだ、怒ってるのか。
「殺しなさい!」
「無駄だってのに」
俺は目を閉じる。
そして、またも敵の動きをとらえて、回避し続ける。
『どうなってるのじゃ……?』
「俺は周囲に、薄い、大きな結界を広げているんだ」
『結界を……?』
「ああ、俺とエバーグリーンを包み込む……でかい結界さ」
『!? し、しかしそんなことをして何の意味が……? 結界は防御のための魔法だろう?』
そこが、間違いなんだ。
「結界は突き詰めると空間魔法に行き着く。術者は、結界を張ることで、内部の情報を完全に把握することができるんだよ」
結界はただの盾ではない。
結界は内と外、二つの空間を作り出すことで敵の攻撃を防いでいるだけだ。
「真の結界師は、結界を防御以外にもつかう。カーミラ、おまえはそばで見てきたのに、そんなこともわからないのか?」
『いや、こんな頭のおかしな使い方をするやつ、おぬし以外にいないから……!』
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