表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/72

43.虫



 蠍のスコーピオンと名乗るおかしな女が、街を支配する悪者であるらしい。


「ま、じゃあ排除させてもらうよ」


 別にこの街の人間を助ける義理なんて俺にはない。

 が、フレアと今日ここで泊まる予定なのだ。


 フレアの安全を確保するため、敵は消させてもらう。


「きゃはっは! その余裕がいつまで持つかしら……ね!」


 スコーピオンがバッ、と手を前にする。

 自分の体から紫色の魔力が立ち上ると……。


 ガサガサガサガサ!


『!? 魔力から虫を産みだしてるのじゃ!』


 影の中のカーミラが驚いてる。

 なるほど、街を襲っていた虫どもも、この女が魔法で作ったものか。


「さぁ坊やたち! あの男を食い殺してさしあげなさい!」


 生み出した虫たちに命令を下す。

 虫は言われたとおり俺へ向かって押し寄せてきた。


「【結】」


 俺は結界で自分を防御。

 虫たちが結界を包囲する。そして……。


 ガジガジガジガジ!


『こやつら結界を食ってやがるのじゃ!』

「きゃははは! それは【悪食虫】! シロアリの仲間で、なんでもたべちゃうのよぉん!」


 結界を食い破ると、虫どもが押し寄せてきた。

 なるほど、こういう虫なのね。


『よ、避けるんじゃぁ! 食われてしまうぞぉお!』


 あっという間に、虫が俺の体にまとわりつく。

 遠目に見ると、黒い人形に見えているだろう。


「あはは! 実にあっけないわねぇ!」

「ふん!」


 ばんっ! と虫たちが一気にはじけ飛ぶ。


「な!?」

「ん? どうした」

「ど、どうして!? 結界を食われて、あなたは死んだはず!?」


 ?

 何言ってんだろう。


「死んでないが? 確かに通常の弱い結界は食われてしまうようだが、強度を変えた結界は食えないようだぜ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ