42.蠍のスコーピオン
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ツナンの街にて。
虫どもに襲撃されるも、俺は結界術で難なく倒すことができた。
んで、だ。
「おい、こそこそ隠れてないで出てきたらどうだ?」
俺は地面に向かって言う。
すると虫どもが開けた穴から、何かが這い出てきた。
『な、なんじゃこの強大な気配は!?』
影の中でカーミラが驚いてる。
こいつ、相手が押さえている魔力を、解放しないと気づかなかったのか。本当に凄い吸血鬼なのか疑わしいな。
穴から出てきたのは毒々しい色をしたアーマーを纏った女だ。
一見すると人間に見える。20代くらいか。
が、尾てい骨のあたりからはサソリの尻尾が生えてる。
『な!? ち、痴女じゃ! あんな破廉恥な格好を!』
……まあカーミラが言いたいこともわかる。
この女、アーマーを纏っているっていったが、ビキニアーマーなのだ。
普通に変態だ。
清純派フレアとは大局的な存在と言えよう。
「へぇ、坊やわたくしの気配に気づくだなんて、なかなかやるじゃなーい?」
痴女は大きなムカデの上に腰をかけていた。
俺を見てにまりと笑う。
「顔が良い……うん。そうねえ、どう? わたくしの下僕にならない?」
はぁ?
下僕だぁ!?
「結界変形【杭】!」
空中に結界を出現させ、それを杭に変換し、女の腹部を貫こうとする。
ぐちゃああ!
ムカデが自分の尻尾を、痴女の前に出して庇っていた。
「その程度の攻撃でわたくしを倒せるとでも?」
にまぁ、とわらう痴女。
「初めまして、わたくしは十二聖座が一人、【蠍のスコーピオン】ですわ。以後、お見知りおきを」
【★大切なお知らせ】
新連載をスタートしました!
『 【連載版】おっさん剣聖、獣の国でスローライフを送る~弟子に婚約者と道場を奪われ追放された俺、獣人国王女に拾われ剣術の先生となる。実は俺が世界最強の剣士だったと判明するが、泣いて謝っても今更戻る気はない』
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