22.ゾンビ共も
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
地下ダンジョンで出会ったのは、上位種の吸血鬼、天秤のリブラ。
「征け、下僕ども。やつを殺せ」
リブラの取り巻きゾンビどもが一斉にかかってくる。
しかし俺は結界の鎧を纏っているため、ゾンビたちが近づくことは出来ない。
ぼき、ごきっ、ぼぎゃっ……!
『結界に阻まれるとわかっておるのに、なお突っ込んでくるの……』
影の中でカーミラがつぶやく。人間なら、思考する頭を持つ。
俺の結界はどうあがいたところで壊せないと。
しかしゾンビには思考がない。だから、わからないのだ。結界は破れないのだと。
ゾンビたちは続々湧き出て、俺に押し寄せてくる。
後から後からやってきて、結界にへばりつく。後からもまた別のゾンビが来て、前のゾンビを押しつぶす。
あっという間に俺はゾンビどもに囲まれてしまった。
【弾】で弾いても、新しいゾンビが押し寄せてくる。
『ラチがあかないの……』
「なら本体を叩くだけだ。【星】」
結界を弾丸にして、超高速で射出する。
ゾンビどもの肉を易々とぶち抜いていく……。
だが、ゾンビどもはリブラを守るように何人も、何十人も出てきた。
弾丸は肉を貫くたび威力がそがれていく。
リブラに届くころには、弾から威力は失われていた。
リブラがぴんっ、と指で弾丸をはじき返す。
すると猛スピードで弾丸がこちらに飛んできた。
結界の弾丸は、俺の張ってる結界をぶちやぶってきた。
俺は体をひねって回避する。
『無敵の結界が破られた!? なぜ……?』
「弾丸もこの結界と同じ素材で出来てるからな」
硬い金属を加工するとき、それと同等の金属の刃物が必要となる。
同質の物質で出来た弾丸は、負けることなく、結界をぶち抜いてきたのだ。
弾丸が開けた結界の穴から、ゾンビどもが進入しようとしてくる。
関節が外れ、肉がこそげ落ちても、進んでくる。
俺を殺せという命令を忠実に……いや、忠実すぎるほどに従おうとする。
俺は転移を発動。
リブラの背後へと一瞬で転移。
結界を刃に変えて、その首をはねる。
『やったか!?』
「首を斬られたくらいで、上位種が死ぬと思うか?」
俺めがけてゾンビが押し寄せてくる。
俺は再び転移を発動。
空中に結界の足場を作り、そこに乗る。
「さすが不死の化け物。しかも上位種ともなれば、頭が落ちたとて動けるのか」
ふーむ……予想以上に戦闘が長引いてしまった。
フレア、心配してるかなぁ。あんま彼女を不安がらせるようなこと、したくないんだけどな。
『お、おいどうするのじゃ! 相手は無敵の上位種! 攻撃が通用しないのじゃぞ!』
「わかってるって」
カーミラとちがって、リブラは並の吸血鬼ではない。
通常の方法での封印では無理だろう。
仕方ない、アレをやるしかないな。
となると時間を稼ぐ必要があるな。
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
新作、投稿しました!
『転生した悪役令嬢が世界最強の魔術師になった訳~破滅エンドが嫌なので魔術を極めることにしました。主人公と攻略対象との恋路の邪魔をする気は毛頭ありません。なのにどうして私が全員からモテてるの?』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n2005io/




