4話
菜々美の容姿について記載しているので少しでも頭の中で想像してもらえたらなっておもいます!
届いたパフェを菜々美はとても美味しそうに食べている。
内心ほっとした、無理をしていたらと考えていたからだ。
パフェを食べている菜々美をみると愛嬌もありとても可愛く見えた。
綺麗に手入れされている黒いロングで目もすごくぱっちりしている、
おまけにパフェを一人で食べきれるか心配になるくらい華奢な体型だった。
この子はモテるな、そう確信していた。
そんなことを考えながらのんびりパフェを食べていると菜々美が、
「ダメだったら断ってください、ほうじ茶パフェも気になるので一口もらっていいですか?」
と聞いてきた。
特に断る理由もないので一口あげることにした。
初めて会う僕にでもこんな感じならもしほかの人と会ってたら犯罪に巻き込まれかねないと感じた。
菜々美のためにも言っておこうと思い伝えた。
「ほうじ茶パフェの味が気になるのはわかるけど初めて会う人との距離を間違えると犯罪に巻き込まれかねないから気を付けてね。」
僕は父親か、と自分でツッコんでいた。
「ごめんなさい、翔平さんならくれるかなって思って…
もちろん誰にでもこんなことはしません!私は翔平さんを信用しているのでお願いしました!
でもこうやって注意してくれるのお兄さんみたいで嬉しいです。」
父親じゃなくてお兄さんでよかった…、まじめな話をしているのに変なところで安堵してしまった。
「それなら大丈夫だよ、菜々美は可愛いと思いから犯罪に巻き込まれてほしくないと思ってね。
おなかいっぱいじゃなければほうじ茶パフェもっと食べていいよ。」
そういうと菜々美は遠慮せずにほうじ茶パフェも頬張った。
食べ終わってお茶を飲みながらいろいろ話した。
「今って修学旅行の自由時間?
友達とか先生とか平気なの?」
一番疑問だったことを伝えた。
「あんまりクラスの子たちと趣味が合わなくて…
先生には一人で観光したいところがあるのでと言ってきました。
男子にも誘われたんですが自分の意思を優先しちゃいました。」
「一緒に歩いているのばれたら危ないかもね、ばれないようにしないと。
ここのパフェ人気だしほかの人来るかもしれないから移動しよっか、どこかいきたいところある?」
「特にお寺には興味ないのでのんびり翔平さんとお話しできるところなら!」
難しい答えが返ってきた。
学生が来なさそうなゆっくりできる場所…。
全く思いつかない。
携帯でいろいろ調べているとよさそうな場所があった。
「まだおなか空いてる?
ゆっくりできそうな場所あったんだけど。」
「お昼ご飯食べてないので全然食べれます!集合時間までに間に合えば問題ないので!」
そういうとすぐにお店を出る準備をして席を後にした。
菜々美が、
「あの、お会計は…」
「済ませておいたよ、気にしないで一応社会人だからさ。」
お会計は菜々美が席を外している間に済ませておいた。
学生の子からお金を払ってもらうのは少し気が引けたからだ。
何度も払いますという菜々美を説得し次の店へ向かった。
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