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小さな旅を照らしてよ、月光

作者: 秋葉竹



最寄りの駅から

普通列車で、あなたに会いにゆく

小さな旅。


古びた車内は

逆に心をウキウキさせるのです。


あなたに会うというのに

なにも特別なものは持っていかない、

けど。


《必要》最低限の

私だけ、

届けようとする、

とか。


(ハハ、)


(バッカだねー、あたし)


夕日がそろそろ山に沈む。

そこに現れる月は

実は

目に見えない新月なんだと知っている。




でも、


月がいるはずの夜空を見上げて、

私は

そのとき、

思わず立ち上がってしまうかもしれない。


私にだけは

見える、

あなたの笑顔のような

まん丸い光をそこにみつけて。


ほかにチラホラとしか

乗客のいない

鄙びた列車に乗り、


そんな夢でも見ながら

コトリコトリと普通列車は、

とっても小さな、旅を続けるのです。






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― 新着の感想 ―
[良い点] どうしちゃおうか?
2021/04/09 20:58 退会済み
管理
[良い点] >《必要》最低限の  私だけ、  届けようとする、  とか。 こういう描写が好きなんだよなぁ。 必要をなぜ、《 》で囲むのか。 こういう思いつき?はどこからやってくるのか。 コトリコ…
2021/04/09 20:40 退会済み
管理
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