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称号と能力の不一致


聞きたいことか・・・


色々あるけどとりあえず優先して聞いておかないといけないことといえば・・・


「この世界の事と・・・それからステータスだ!俺のステータスのことを全て話せ!ほらさっさとしやがれクソジジイ!」


「全く・・さっきまで自分で無駄に時間を使っておったくせに・・・仕方ないの。わしの神々しい声をしっかりと聞いておくんじゃぞ」


ジジイがそうほざいてから、ある程度の話を聞く。


どうやらこの世界はテンプレというだけあってよくある中世くらいの世界で魔法もある感じらしい。


「何でこういう設定はテンプレっぽいのに俺のステータスはテンプレじゃねぇんだよ」


で俺の目的らしいけどこれもまぁ大体よくある魔王が現れたから何とかしろとか。


ちなみに俺が何とかするんじゃなくて勇者的な奴がいるらしいからそれを手伝えとか。


微妙にテンプレ外してんじゃねぇかよ。


俺のステータスなら瞬殺らしいけど、この世界の住人が倒さないとダメらしいとかなんとか。


「なんで俺を呼んだんだよ。俺完全に要らなくね?」


「わしが管理してる世界はここしかなかっ・・・いやいや!この世界の勇者がどうにも頼りないというかあまり役に立たないらしくての。これは神として何とかしてやらねばという慈悲じゃよ慈悲。・・・・・ほほっ!今のわしかなり神っぽくね?」ボソッ


「聞こえてんだよクソジジイ!やっぱりてめぇの無能が祟ってんじゃねぇか!てめぇが適当な管理しかしてねぇから勇者も役に立たねぇんだろ!」


「ギクッ!し!!しらん!わしはしらんぞ!ちょっと数十年放置してただけでいつの間にか人間が減っておったが、それはわしのせいではなく人間が軟弱なのがいけないんじゃ!!魔物ごときにやられおってからに・・ぶつぶつ」


「・・・・・いっそこのジジイを滅ぼして別の神を呼んだ方が万事解決なんじゃねぇのか?諸悪の根源はどう考えてもこいつだろ・・・」


それ以外にはこのクソナビゲーター神級は神級にハズレスキルだったがそれ以外のスキルの神級はちゃんとこの世界の最上位スキルらしい。


この辺りはまともで心底助かった。普段からちゃんと働けやジジイ。


「そんで?一番聞きたいのはこの称号とやらだけど、なんだこれ?加護は解るが残りの二つの意味不明加減は一体何なんだよ?」


「ふん!慈悲深いわしが運の良さが最低な貴様のために拵えてやったんじゃ。ありがたく思うがいい。雷にやられるなど屑以外ありえんのう!」


「ステータスはそもそもてめぇが決めてんだろ!!しかも雷もてめぇの仕業じゃねぇか!屑はてめぇだろ!」


「しらんわい!雷を落とそうが何しようがわしの自由じゃ!むしろ何故わしが落とした雷の下にいたんじゃ!貴様のお陰でわしが大神に叱られる羽目に・・・・ぶつぶつ」


大神とかいんのかよ。てかそいつなんでこんな奴を神にしてんだよ。さっさとクビにしろクビに。


「それで!?納得はしてねぇけどとりあえず話進まねぇから聞くけど、この『テンプレ神の悪戯』とかいうやつの効果はなんなんだ?スキルダメージブレ幅神級ってどういうことだ?」


「そんなこともわからんのかい。全くこれじゃから最近の若い奴は・・・よいか?貴様が敵を殴るとき当然力の入れ方が常に変わるじゃろ。全ての敵に渾身の力を入れて攻撃することなどありえまい。当然何%の力で攻撃したかでダメージが変わる」


「いちいち一言多いんだよジジイ。・・まぁそうだな。当然その時によって変わるな。だが安心しろ。次にてめぇ本体にあった時は間違いなく100%全身全霊で殴りかかってやるから」


「小さいことをいつまでもネチネチと。・・・貴様モテんじゃろ」


「うるせぇ!余計なお世話だ!!というか命失ってるのにこれ以上でかいことなんてねぇよ!!!」


「とにかくじゃ。その時のダメージが常にランダムになるという事じゃ」


「は?それってつまりスキルによる攻撃は全てダメージがランダム判定って事か?」


「その通りじゃ。ようやく頭の悪い貴様の脳でも理解できおったか。このクラスの人間に理解させるとは。やはりわしは天才ry・・・」


ジジイが何か言っていたが正直全て無視だ、右から左に流そう。


それより冷静に考えてみよう。


このダメージが常にランダムはどう考える?普通に考えたらそこまで悪くはない。


確かに安定しない能力ではあるが、常に手数の多いスキルでたたけばいいだけだからな。


そうだな、例えば1%の攻撃しかしなくても手数で稼げば勝手にたまに100%級のダメージが出るって事だろ。


それはそれでありだよな。


どんなスキルでも使用可能みたいだしな。


手数の多いスキルもあるだろ。


ジジイの加護で使えるということが唯一気になるがこの際仕方ない。


しかし能力カンストの100%本気ダメージか。


一体どれほどの火力が・・・でるん・・だ?・・ってあれ?俺って全能力カンストなんだよな?(運は除くけど)じゃあ出るのは普通に最大値じゃね?


数字にしたら99999か?・・・・・じゃあ1%で攻撃したら?


「・・・・・おいジジイ。一つ聞きたい」


「なんじゃ?いい加減わしをもっと崇めよ」


「それだけは例え100回死のうがしねぇよ。そんなことより聞きたいんだが、俺って全能力がカンストしてるんだよな?」


「そうじゃな。それもこれもわしが貴様のためにチートを授けてやったからじゃぞ。ほれ!さっさと土下座せんか!」


「しねぇっての!じゃあ聞くが、仮に最大ダメージが99999だったとして俺が100%の力で敵に攻撃した場合ダメージはどうなる?」


「99999通るに決まっておるじゃろ」


「なら1%で攻撃したら?」


「カンストしてるんじゃから99999じゃろ」


「・・・・・もう一度聞くが、ダメージブレ幅神級ってよ。どこからどこまでのダメージが出るんだ?」


「本当に頭の作りが悪い脳。全てランダムなんじゃから0~99999に決まっておるじゃろ」


「・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・」


「マイナス効果しかねぇじゃねぇか!!!!!!!!!!!」


俺の能力はカンストしてるんだからどんな攻撃だろうと99999出るんだろ!?


だったらブレ幅があるせいで99999以下が出る可能性が圧倒的に上がって弱体化してるじゃねぇか!!!!


「・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・」


「わし、そろそろ帰るわ」


「てめぇこのクソジジイ!!!!!!!!ふざけんな!!!さっさと消せ!!!この称号消せや!!!」


そういうもジジイの姿がどんどん薄くなっていく。


「ああそうじゃ。この先に進めば一様村があるはずじゃからこの後はそっちに向かうんじゃよ。ではの」


「スルーすんな!待てやコラ!!やっぱり殴らせろ!!一発殴らせろやー!!!!」


俺の声だけが森の中に木霊していた。


ノリで書いていますので更新は不定期になるかと思われますが、良ければブックマーク、評価してくだされば、筆者も合わない小説のネタと仕事に発狂せずに済むと思います。笑

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