9.聖体拝領唱:COMMUNIO
COMMUNIO
Lux aeterna luceat eis, Domine:
Cum sanctis tuis in aeternum, quia pius es.
Requiem aeternam dona eis, Domine, et lux perpetua luceat eis.
Cum sanctis tuis in aeternum, quia pius es.
コンムニオ
主よ、彼らを永遠の光で照らしてください、
永遠に生きるあなたの聖人たちとともに、慈悲深い主よ。
彼らに永遠の安息を与えてください、主よ、彼らを永遠の光で照らしてください。
永遠に生きるあなたの聖人たちとともに、慈悲深い主よ。
聖体、すなわちキリストの肉体と血となったパンとワインが信者一人一人に対して、分かち与えられる「聖体拝領」がコンムニオの歌われる間に行われます。
これでミサとしてのレクイエム本体は終わります。そのためか、歌詞もイントロイトゥスの冒頭2行と類似したものとなっています。冒頭のLux aeternam(永遠の光)はとても有名で、この名前で呼ばれることもあります。Communioは、communityやcommunicationの語源で、共有や共同といった意味ですが、聖体拝領によってキリストの下に信者同士が結びつくことを表しているのでしょう。
その中で、Sanctis(聖者)という言葉が目を引きますが、なぜこの語がわざわざ出てくるのかはよくわかりません。Sanctus(聖なるかな)との関連でとか、聖者のコミュニティとか、想像はできるのですが。