表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫踏んじゃった  作者: とりにわ
6/29

第六話 夜

どうもこんにちは!今回は第六話です。今日は23日ですが、後4日で天気の子が配信されますね。皆さんは見ますか?

 ♪〜朝、目覚ましの音で目を覚ました。

「朝か...」

皆んなと会ってから5日がたった。俺は、柊人に言われてパスポートを作ったりしていた。旅行の日程が決まったという話も聞いた。出発は来週になるそうだ。真由や美和とも連絡を取り合ったが、会ったりはしなかった。すると、

「ニャー」

とチビクロが鳴いた。段々チビクロが何を求めているのかも分かる様になってきた。多分今はご飯が欲しいのだろう。なので、ご飯をやる。俺も朝食を食べる。それから、ゆっくり過ごして夕方には少し外へ行き散歩する。そして、夜になると寝る。という生活を繰り返していた。やりたいことは沢山あったはずだが、いざやろうとすると何故かやる気が起きなかった。

 親にも癌のことは伝えた。もちろん驚いていたが、俺がしたいようにさせてくれた。俺は本当に恵まれているんだなとよく分かった。

「次のニュースです。今日、東京都内の・・・」

テレビを見ながら夜ご飯を食べていると、チビクロが餌をねだって来た。今日あげた分で終わってしまったので、明日買ってくるつもりだったがこれから行く事にした。

 スーパーに行き、猫の餌を買って帰路に着いた。帰り道、家の近くの公園の前を通った。俺が昔遊んでいた公園に似ていた。公園の外灯が遊具を照らしている。

「ニャ」

足元で猫の鳴き声がした。そこにはチビクロがいた。

「そういえば窓開けっぱなしだったな。そっから出て来たのか。」

俺は公園のベンチに座った。

「なあ、チビクロ。あの時もこんな感じだったな。俺が親に怒られて、公園に来た時チビクロがいてさ。俺を慰めてくれたこともあったよな。覚えてるか?」

「ニャ〜」

「お前はそればっかりだな。」

少し公園をボーッと眺めていた。昔の頃の思い出が蘇ってくるような懐かしい感じがした。

「じゃあ、帰るか。」

そう言って俺は立ち上がった。

 帰り道、街灯がないところはすごく暗かった。チビクロの方を見ると、チビクロの目だけがあるように見えた。今日の夜は新月だった。

いかがでしたか?夜の公園って怖いけど何かいいですよね。あれ?こんなふうに感じるのは自分だけかな?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ