第五話 二人
どうもこんにちは!第五話まで来ました。もうすぐ5月が終わりますが、皆さんはどうでしたか?僕は宿題が大変です...
翌日、柊人に言われたカフェに来ていた。俺が中に入ると、
「優一!こっちこっち!」
と柊人が言った。もう2人も来ていた。
「優一じゃん!うわぁー!なつかしー!ねぇ?美和!」
と真由が言った。
「うん...優一くん覚えてるかな?」
「忘れるわけないじゃん。2人とも久しぶりだね。」
「小学校以来だもんねー。こうやって4人で集まるの。」
「せっかくだし何か頼もーぜ。」
それぞれ食べたいものを注文した後、
「優一さ、柊人から聞いたんだけど余命あと1年てマジ?」
「うん。本当だよ。」
俺がそういうと、2人とも黙ってしまった。
「それでさ、皆んなでどこか旅行とか行こうって話なんだけど」
と柊人が沈黙を破った。
「いいね!どこ行く?せっかく夏なんだから海行かない?」
「美和はどこがいいと思う?」
「私はどこでも...」
「柊人はどこ行きたいんだ?」
俺は少し考えて、
「ハワイ」
と言った。
「でもハワイって高いんじゃない?」
「まあ、今は夏だし皆んな行きたがるからなー。」
2人にそう言われて、
「じゃあ他のところにしよう。」
と言うと美和が
「でも、優一くんの思い出作りに行くんだから優一くんの行きたいところがいいと思う。」
と言った。普段あまりしゃべらない彼女だったが、真由がニヤニヤしながら
「美和は本当によく優一のこと考えてるよねー。じゃあ、ハワイ行こっか。」
「ちょっと真由!別にそんなんじゃ...」
「決まりだな!旅費は全部俺が持つから大丈夫だぜ!」
「え、でも悪いよ。全部柊人に任せちゃ。」
俺がそういうと、
「大丈夫だって。」
柊人の家はお金持ちなのは知ってるけど、何か悪い気がした。けれど、
「やったー!ハワイにタダで行けるー!」
と言っている真由と、少し嬉しそうな美和をみて、
「じゃあ、柊人頼むな。」
と言った。そして、突然のハワイ旅行が決定した。
いかがでしたか?柊人の家ハワイ旅行の4人分のお金全部出せるってよくよく考えるとヤバいんじゃね?と思いました。ぜひ、次もお楽しみ下さい!
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