14 カウンターストップ!
次の日から私たちは魔王討伐を再開させた。私とマロンちゃんは一回で終わり、残すはキルナさんだけ。そんな中でようやくレベル999まで来た。あと一回でも倒せば1000になるだろう。
やっと、ここまで来れた!何年の月日が流れたんだろう?もう分んないや。年を取らないからそれは関係ないのかな?
「キルナさん!あと一回だよ!」
「なぜ分かるの?でも信じるわ。あと一回、ようやくここまで来れたのね」
「頑張りましたね、キルナ。凄いですよ、ここまでの根性」
「どういうこと?」
「私たちはすでにレベルが上限でした。そういう人が周りにいながら嫌な顔せずに頑張ってこれる、というのは私には出来ません。だから尊敬します」
「私は可愛い子がいればなんだってできるけどね!」
「今、あなたには聞いてないです」
「ご、ごめん」
当たり強くないですか?マロンちゃん
「ありがとう、マロン。さぁ、行くわよ!討伐に!」
「おー!」
時は進んで魔王城。
「やっほー、オルゾバード。また来たよ」
「あぁ、リリーたちか、好きにしろ」
何でこんなに親しいのか。前にもちらっと言ったけどオルゾバードは記憶が残ってるから何回も訪ねてるうちに仲良く(?)なった
「我が輩は今、称号変更で忙しいのだ。出来ることなら早くしてくれ」
「称号?」
「あぁ、今の称号のままだと魔王が一番上なのだ。それを変えようと思ってな。5年ほど前から検討していたのだがそれがやっと実現できるわけだ」
「えーオルゾバード、トップじゃなくなるの?」
いじって遊ぶの楽しかったのに
「うむ、すまんな。だが我が輩よりもっと面白いやつがトップに就任するのだ」
「女の子?」
「あぁ」
「可愛い?」
「顔立ちはいい方だと思うが」
「オルゾバードいなかったらその子、トップになれない?」
「そうだな、この変更は我が輩にしかできんからな」
なるほどね。じゃ、魔王城で対戦できるのはこれが最後か。可愛い子に手を出したくないし
「オルゾバードはどうなるの?」
「恐らくは魔王としてここにいるだろう」
「その子は魔王より強いの?」
「あぁ、強いぞ。そいつには女王と魔女を名乗ってもらおうかと思ってる」
「二人いるの?」
「本当は三人でもよかったのだが、申請が間に合わなくてな、今回は二人だ」
なるほど、裏ボスみたいなポジションになるのか。
「私にも会わせてくれる?」
「嫌でも会うことになるぞ」
どういう意味だろう?まぁ、いいか。今はオルゾバードを倒すのが先だ
「キルナさん、やっちゃっていいよ」
「う、うん。では行くわよ!」
たぁ!と大剣を一振りするだけでオルゾバードは消えていった。
テッテレテー!とキルナさんの付近で音がする。無事レベルが上がったみたい
「これで全員カンストだね!」
「ここまで長かったわ」
「お疲れさまでした」
「じゃ、今回もリセットしますか!」
「はい」
よーし、リセットー!
リセットして降り立った地はアルラード帝国だった。まぁ、何度かこんなことあったしもう気にしてないけどね。
ふと、視線を上げると私たちを見てひそひそ話すおっちゃんたち。なんか変?
そのおっちゃんのひとりが叫んだ
「いたぞ!こいつらが時の女王と空間の魔女だ!」
「もう一人は!」
「知らん!仲間だろ!」
......は?どういうこと?




