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公爵家の男装令嬢は、  作者: とりふく朗
第二章 旅立ち編
69/217

冒険者ごっこ。

一週間どころの間じゃ無かったわ……。

すみませんでした。(スライディング土下座)

 爽やかな風が頬を撫で、草木を揺らして音を奏でる。

 その音に合わせるかのように歌い出すは、小鳥たち。

 木々によって影を落とす地面には、暖かな木漏れ日によって美しい模様が描かれる。

 近くで流れる小川の静かな水の音が、心を酷く落ち着かせた。

 ――要は、森林浴なう。


「ふぅ……。偶には自然と戯れるのも悪くないね」

「それ、6才の子供が言う台詞じゃないわ。……今更だけど」


 エルは薬草採取の手を止め、石に腰かけながら、膝に乗せたスーちゃんの上で頬杖を付く私へと顔を向けると、呆れたように言葉を返した。

 けれど、自分の傍で同じように薬草を摘むクロを横目に映した途端、慌てた様に立て膝を付いて上半身をクロへと近付ける。

 

「わ、クロ。さっきも言ったけど、それは違うやつよ。花が同じ黄色でよく似てるけど、葉の形は少し違うでしょ?細かいギザギザのやつが依頼の薬草よ」

「分かった」

「あー……、これもこれもこれも、これも違うわ」

「悪い」


 クロの籠に入れられた唯の草を、溜息交じりにポイポイと選別していくエル。

 隣ではシロが寝そべって、暇そうに大きな欠伸をしていた。

 

 ――ここは、スファニドの都市から徒歩30分程の森の中。

 読む本もないので、今日はエル達の仕事に付き合って、私も冒険者ごっこに勤しんでいるという訳だ。

 とはいっても、唯エル達をのんびり見つめているだけだけど。


「んもー!何でこんな似ても似つかない草まで入ってるのよ!」

「悪い」


 謝ってはいるものの、その顔はキョト顔。

 どこまで悪いと思ってるのか、というか、どこまで理解しているのかは謎である。

 エルはプリプリ怒りながら、「これが見本!この薬草を見ながら摘んでちょうだい!」と、自分の籠から薬草を一本取り出してクロに手渡した。

 クロは「分かった」と頷いて、手に持つエルの薬草と見比べながら採取を再開。

 それを見て、エルは漸く安心した様に微笑を浮かべると、「そうそう」と言いながらその様子を見守り始める。

 そんな温かな眼差しの中、クロは見本を見ながら2本、3本と順調に摘んでいき、そしてそれらを、――見本の薬草と一緒に籠へと入れた。


「ちょっとぉぉおお!!どうしてそれも入れちゃうの!?見本の意味分かってる!?」

「あ……、つい。でももう覚えたし」

「本当ね!?本当に覚えたのね!?」


 「だったら摘んでみなさいよ」と、様々な植物が生える雑草の群生地を指差した。

 クロはこくりと頷いて、小さな黄色い花を付けた植物を無差別に摘んでいく。


「だ、か、ら!!葉を見てって!何度も!言ってるじゃない!?ギザギザのやつ!!」


 胸倉を掴む勢いでクロへと詰め寄り、声を荒げるエル。

 エルって、クロと二人の時はこんな感じだったんだなぁ。


「お嬢~。エルがうるさい」

「クロがちゃんとやらないからでしょ!?」


 若干眉を顰めながら私へと顔を向けるクロ。

 ……普通にエルの方が正論なので、擁護はしないが。


「これも勉強だよ、クロ。薬草は覚えておいて損はない。エルは植物に詳しいから、色々教えてもらいな?」

「……お嬢がそう言うなら覚えるけど、でも――」


 クロは不機嫌そうに口を尖らせながら言葉を区切ると、一度籠の中の薬草へと視線を遣った後、大きく溜息を吐いた。

 そして、叫ぶ。


「もう飽きたぁぁああ!!だって詰まんねぇんだもんっ!!毎日毎日、草草草!!草と睨めっこばっかじゃんかぁぁ!!最近じゃ俺、夢の中でも草摘んでるよ!!」

「……」


 それは、心からの叫びだった。

 飽きちゃったかー。詰まんないかー。そっかそっかー。

 ……ですよねぇ。そしてごめん、クロ。

 読書したいからって、放置し過ぎたや。テヘペロ。

 んー……、魔物の討伐とか、魔物の素材集めとかやらせてもいいんだけど、ピンチになった時に呼び出し喰らうのが面倒なんだよなぁ……。

 でも草ばっかり毟らせとくのも、年頃のクロには退屈だろうし……。

 はぁ……。仕方ない。そろそろ別の依頼を受けさせてやるか。


「そこまで思い詰めてたのね……」

「すまないね。クロには少し退屈だったか。そうだな……、この辺だと確か、ハニートレントの樹液採取の依頼がボードに貼ってあった筈だ。飽きたというなら、昼からはそれをやってみる?」

「お嬢……!!」


 クロは私の提案に目を輝かせると、「やる!!」と力強く頷いた。

 トレントで満足してくれるなら安いものだ。

 血が通った魔物が相手だと、私の理性が危うくなるからね。

 昼間っからの殺戮ショーは流石に目立ち過ぎる。


「ふふ。そうと決まれば、さっさと薬草採取を終わらせて昼食にしよう。あと何本でキリがいいのかな?」

「えーっと……。20本で一束だから、ひぃ、ふぅ、みぃ……」


 エルは籠から纏められた薬草を2束出した後、まだ束にしていない薬草を数え始める。

 その後、クロの籠から不必要な雑草とを選別しながら数読みし、自身の薬草と一緒に束にする。

 出来た束は、全部で3つ。計60本。

 午前中だけでこれなのだから、結構な数であろう。

 群生しやすい場所や、細かい見た目の特徴など、植物に詳しいエルがいたからこその作業量である。

 流石は、森と共に生きるエルフ族。


「あと、12本ね」

「そうか。そろそろお昼だし、私も手伝うよ。小さな黄色い花で、ギザギザの葉っぱだよね?」


 エル達に近付いて、よいしょ、と膝を折る。


「お嬢もやるの!?」

「ふふふ。そんな嬉しそうな顔をされると照れてしまうね。……さて、ただ単に採取するだけというのも詰まらないし、ちょっとした遊びをしようか。――ノルマは一人4本。一番早く摘み終えた者を勝者とし、一番遅く摘み終えた者を敗者とする。そして敗者は、勝者の望む物を何でも一つだけ買い与えなければならない――というのはどうかな?」

「面白そうだけど、別に欲しい物なんて……はっ!そ、それって、レオが負けても有効なのよね!?」

「当たり前でしょ?」


 私は自分が負けたからといって、「やっぱやーめた!」なんて言い出す自己中人間じゃないよ?

 エルは私の回答に口元を何故かにやつかせた後、「やりましょう!」と手を叩いた。

 そんなに欲しい物があったのか……。

 依頼報酬だけじゃ買えない様な、高価な物なのかな。


「お嬢がやるなら俺もやる!」

「決まりだね。シロは、魔物なんかが近づいて来ないか見張っておいてくれ」


 グルル、と唸って了承の意を示すシロ。

 仲間外れみたいで何か可哀想だし、シロには後で何か買ってやろう。


「4本集めたら『終わった』と声を出してね。それじゃ、――始め!!」


 開始の掛け声と共に、エルが素早く場所を移動した。

 クロは私に寄り添って、黙々と薬草を探す。……こいつ、勝負の意味分かってるんだろうか。

 同じ場所で探されると、かなり邪魔……はっ!まさかの妨害工作!?クロの癖に!?

 そんな考えが一瞬過ぎって、横目でクロをチラ見。

 何故か私の視線に瞬時に気付き、目と目が合った状況に「へへっ」と照れ笑い。

 ……うん。私の考えすぎだろう。

 もし私が勝者になってクロが敗者になった時は、女性物の下着を買いに行かせてやろう。

 「一番大きいブラジャーを下さい」と、羞恥に塗れながら言わせてやる。見た目美少女だから、絵面的にあんま面白くないけれど。

 欲しい物を敗者に買わせるという勝者の権利。発想を変えれば、こういう使い道も出来るのだよ。くっくっく。

 エルが負けた場合はー、SMプレイ用の女王様グッズ一式。即決。

 ……あ、でも、クロにはBL書籍にして、エルにはGL書籍買わせた方が面白いかなぁ。

 迷うなぁ。

 どちらにしても、エルの方は面白いけど、クロの方は絵面がなー。

 なんであいつ美少女な見た目してんだよ。詰まんねぇなぁ。

 クロを最大限恥辱に塗れさせることが出来る物って、何が――。


「終わった!」

「終わったわ!」

「え……」


 何を買わせるかで頭を唸らせていると、クロとエルがほぼ同時に声を発した。

 一拍早くクロの方が先である。


「は、早く終わっても、正しいのを摘んでないと意味ないのよ、クロ」

「ギザギザのだろ?確認してみろよ」


 「ん」とエルに手渡し、ドヤ顔をするクロ。

 エルは震える手で薬草を確認すると、悲鳴を上げながらその場に崩れ落ちた。


「何でよぉぉぉおおお!!」

「はぁ……。ということは、私の負けだね」

「よっしゃぁぁああああ!!」


 やれやれ。

 さっき考えてたことは、またの機会にとっておくとしようか。ふふふ。

 隣ではエルが草を引き千切りながら、「レオが負けたのに。レオが負けたのに。レオが負けたのに。せっかく、せっかく、せっかく、レオが負けたのに」と、呪文の様に淀んだ瞳で呟いていた。

 ……私、何かしたかなぁ。心当たりが、……多すぎて分からん。


「クロもやれば出来るじゃないか。約束通り、何でも好きな物を買ってあげるよ。何が欲しい?」

「え?お嬢がいれば何もいらないんだけど……。でもそうだなぁ。何でも貰えるなら……、お嬢が欲しい!」

「……ふふ、そんな甘々な台詞を吐く奴が実在したとはね。驚きのあまり鳥肌が立ってしまったよ、コノヤロウ」


 「君以外何もいらない!」「君が、……欲しいな」

 ゲロを吐くほど臭い台詞の上位に間違いなく位置しているであろうこの二つを、まさかの素で盛り込んでくるとは。

 思わず白目になってしまった。


「申し訳ないが、売ってるもので頼むよ。街に帰るまでに考えておいてくれ」

「んー……、分かった」


 欲しい物が思い浮かばず、悩まし気に顔を顰めるクロ。

 こいつ、何で勝負に乗ったんだろう……。





 街で買っておいた昼食を食べ終え、いざトレント狩りへ。

 因みに昼食のメニューは、サンドイッチに数種類のパン。それから、チキンにサラダにフルーツ。

 もちろん影に収納して持って来た。そしてほとんどは私が食べた。えへ。


「……うん。この先だね」

「居場所、知ってるの?」

「蝙蝠を影に放ったからね。森って日陰が多いから、直ぐに見つけられたよ」

「便利ね……」


 若干、口元を引き攣らせるエル。

 いい加減、私の能力ぐらい把握していて欲しいものである。


「……見つけた」


 それから少し歩いた後、しゃがむ様に指示を出しながら一本の木を指差した。


「擬態してるわね……」

「……?普通の木じゃないのか?」

「トレントは木の魔物だから、動いてる時以外は分かり辛いのよ。でも、よーく観察してると、……ほら、あそこに二つ小さな出っ張りがあるでしょ?あれが目よ。閉じられてるから、正確には瞼だけど。目が真っ黒だから、瞼を開けば穴が開いてる様に見えるのよ。……あ、目を開けた」

「おお……!本当だ!」


 初めて見るトレントに、クロは興奮気味にはしゃぎ出す。


「さて。……頑張って倒してきてね?」


 私はスーちゃんと見学しているよ。

 頬笑みながら小首を傾げると、エルがジト目してきた。

 子供に働かせようとするとは、何て非道な!


「シロ。私の代わりに行って来て?運動不足でしょ?」

「グルル……」


 不満気な瞳で私を見ながら、シロは唸った。

 どいつもこいつも……。


「最近、シロのお腹周りが分厚くなってきたから、凭れると柔らかくて気持ちいいよね」

「グ……」


 静かにエル達の方へと歩を進めるシロ。

 はい、行ってらっしゃーい。


「危なくなったら助けに入るから安心してね?でも……、3対1でまさか負ける訳ないだろうし、エル達なら余裕だと思うけど、まさか、ま、さ、か、のミラクルなピンチ的状況になった時は、私は驚きで目を見開かせながらも、急いで助けに駆け付けるよ。有り得ないとは思うけど、万が一って時もあるもんね?万に一つであっても、可能性はあるもんね?」

「……万に一つも無い様にしろってことね?」


 エルが半目で見つめてきた。

 そこまでは言ってないよ?


「はぁ……。よく聞いてね。トレントは表皮が固いから――」

「クロ、もう行っちゃったね」

「もう!どうなっても知らないわ!」


 ハニートレントについて詳細を説明しようとしたエルだったが、うずうずわくわくそわそわと、興奮を抑えきれなかったのであろうクロが、1人でトレントに特攻していた。

 男らしくて格好良いよ?そしてそのまま散っておいで?


「シロ!ハニートレントの樹液は蜂蜜みたいになってるから、ベトベトになるのが嫌なら近距離での攻撃は避けて!私が魔法で詠唱してる間、囮になって引き付けていて!」

「グル……!」


 エルは、クロの後を追う様にトレントのもとへと走り寄りながら、シロへと指示を出した。

 クロは、……駄目だ。既に手遅れだ。

 トレントにナイフを突き立ててしまい、蜜のコーティングでナイフはもう使い物にならない。

 「何だこれ!?」とベタベタになったナイフに驚愕するクロ。

 ベタベタのだから、仕舞う事も出来ずにオロオロしている。

 人の話は最後まで聞かなきゃ駄目だよ?


「キ、キシャーーー……!!!」

「おっと」


 ハニートレントは穴の様な目を大きく見開かせ、突然の奇襲に枝を大きく振り回した。

 それを身軽な動作で軽々と避けるクロ。

 

「こんの、野郎!!!」

「キキッ!?」


 それから思いっ切り回し蹴り。

 枝が迫ってこようと御構いなしの、力技である。

 ボキボキと枝が折れる音と共に、クロの脚はハニートレントの胴体にまで届き、鈍い音が響いた。

 クロの攻撃はそれだけでは終わらず、間髪入れずに蹴りとベタベタナイフでの打撃攻撃が何発も続いていく。

 ハニートレントの体はボコボコに凹んでいき、亀裂が入った個所からは、蜜がプシュッと飛び出して、ドロドロと流れ出していた。

 もちろんクロにもかかっていたが、本人は全くお構いなしの御様子。

 これが蜜じゃなくて血だったら、返り血を浴びながらも容赦なく蹴りを連発し続ける、恐ろしい絵面になっていたことだろう。……ゴクリ。

 

「ギ、ギギィィィイイイイ!!!!!……ギ、ギギ、……」


 最後に残った全ての枝を震わせて奇声を発すると、ハニートレントは動かなくなった。

 まさか、クロ一人で倒しちゃうとは。


「お嬢!俺、格好良かった!?」

「ふふ。思ったより強くて驚いてしまった。格好良かったよ?」


 蜜塗れじゃなければ、だけど。


「ま、まずいわ……」

「ん?」


 樹液を採取しようとクロ達の傍へと歩を進めていると、エルがわなわなと震える声で呟いた。


「仲間を、呼ばれたわ……」

「え」

「トレントは死ぬ間際、大声で自分の死を仲間に知らせる習性を持つのよ……。だから、声を出す暇も与えずに素早く殺すか、喉を潰すなり、口元を縛るなりして声を封じてから殺さないと駄目なの……」

「うん、中々に可哀想な殺し方だね?」

「魔法で一撃で倒すつもりだったのに……。こうなってしまっては、逃げた方がいいわ。幸い、ほとんどのトレント種は足が遅いから……」

「でも、まだ樹液を採取していないよ?」

「蜜塗れになるよりマシよ!」


 うーん……。

 ハニートレントの樹液、個人的にもちょっと欲しいんだよなぁ。

 今夜はあまーいホットミルクとか飲みたい気分……。


「じゃあ、私も参戦してあげるよ。それならいいでしょ?せっかくここまで頑張ったんだし、最後までやろうよ」

「うー……。レオもやるなら、……分かったわ」

「じゃ、エル達はノルマ一体ね。クロももう一体ぐらい楽勝でしょ?……あ。もちろんシロもちゃんと参加するんだよ?他は私が倒しておくから」

「グルル……」


 小声で、「我も一体、倒すのか……」というシロの切なげな声が聞こえた、……様な気がしたけど、多分気のせい。


「……来た来た」

「キシャーーーッッ!!!」


 短い何本もの根っこを、器用に脚の様に動かして、ハニートレントの群れが四方八方から近付いてきた。

 速度は、遅くはないが速くもないといった感じ。幼児が全力疾走するぐらいの速さ、と言えば想像しやすいだろうか。


「キーキーキーーーッッ!!!」

「ふふ。その甲高い声、どうにかならないの?耳障りなんだけど」


 至る所から、鋭利な蔦を影から伸ばし、……突き刺す。突き刺す。切り刻む。


「く、ふふふ?ほらほらほら。どんどん仲間が死んでくよ?どうするの?どうするの?また仲間を呼ぶのかい?いいよいいよ。どんどん呼んで、どんどん……死にな?」

「ギ、……ギギ、シャ……」


 こちらに辿り着く間もなく、十数体のハニートレントは、唯の樹液塗れの材木へと成り果てた。


「あはは!!……さて、残り三体。あとは頑張ってね?」

「……」


 くるりとエル達の方へと振り返ると、エルが何か、遠い目をしていた。




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