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如月駅  作者: 小島もりたか
停泊
10/17

ププペポポンチーノ

弥生が鬼の世界に来てから数日が経過した。


この数日で弥生もずいぶん鬼の世界に慣れた。

光のない生活にも違和を感じることはなくなったし、鬼の集落にも一人で歩いていけるようになった。


また、テレビの電源のオン・オフなどちょっとしたことなら念じて操作することができるようにもなった。



弥生が感じる現世との差は、今のところ、光のない生活ということと、トイレに行かずにすむこと、念じただけで色々できる、妖怪しかいないということだけだった。


現世にいたときと同じように、眠くもなるし、食事も摂るし、風呂も入る。


弥生はつくづく、肉体はないのに不思議だと思った。




弥生の日課は、如月の菜園の手入れをすることだ。


どうやら基本的に植物に魂はないらしく、妖怪のほとんどは植物を媒介として自分の妖力を貯めておくらしい。


弥生はじょうろに意識を集中する。

しばらくすると、薄い金色に光る半透明な液体が中に湧き出てくる。

それは弥生の霊力が液体化したようなものらしい。


弥生はそうやって、毎日自分の霊力を水として植物に与えた。


植物ーー野菜は、トマトにきゅうりに大根、葱、キャベツ、人参、アスパラガスなど様々だ。

果物の木もあり、パイナップルからミカン、リンゴまで気候に問わず様々なものが実っている。



しかしながら、如月の菜園でまだ何が育てているのか確認していない一画があった。


如月に「あそこは面倒をみなくていい」と言われていたので、何となく近づいていなかったのだが、その時弥生はふと確認してみようと思った。


そこの菜園は半透明のビニールシートで囲われたスペースになる。

わざわざ扉を潜らなければ、中は確認できなかった。


ーー何育ててるのかな?


何となく食中植物やアマゾンに生息していそうな植物を想像しつつ、弥生は何の気なしに扉を潜った。


「ーーうげっ!」


中を確認して、弥生は思わず固まった。


リンゴが生りそうな広葉樹から人の腕のようなものがぶら下がっていたのだ。


他にも奇妙な植物は多くあったが、弥生はその腕の樹の衝撃が強すぎてそれ以外目に入らなくなっていた。



ーーえ、何この趣味悪いの…。


如月の趣味にドン引きしつつ、樹に鈴生りになっている腕の樹を観察する。


横に摺り足でスライドしつつ、樹を一周した。


樹は2.5メートルほどありそうだ。

その樹の回りにさっと数えるだけでも40本程度の成人女性の腕らしき、滑らかな腕がぶら下がっている。


どこからどう見ても、弥生には本物の女性の腕に見えた。



ーー見た目は柔らかそうだけど…。


「…」


ゴクリと唾を飲む。


腕に指を伸ばす。


触れた指先はほんのりと冷たかったが、人間の肌のように弾力があり、柔らかかった。


へぇ、と思った瞬間、


「ひゃぁあっ!!」


腕の手が弥生の手首を掴んだ。


慌てて自分の手を引くと、引いた力で腕が樹からもげた。


腕は自重を支えきれなくなり、弥生の手首から離れ、ぼとりと地面に落ちる。


少しの間ぴくんぴくんと痙攣するのを、弥生は震えながら見ていた。

あまりの驚きでその場から逃げることすら忘れていた。



少し落ち着いてから改めて確認する。

腕の根元ーー肩の部分は、いかにも果実らしく、先細りになっており、葉柄のようになっている。


それを確認して、弥生はなんとなく安心する。


ーー変わってるけど、これも果物なんだ…。


落ち着いて改めて樹を確認すると、手を大きく開いて左右の手首を合わせたような掌が幾つも樹についている。


なんとなく、それが花なのだと分かった。


「こっちのも見たか」


「ひやぁぁっ!!」


急に耳元に声が聞こえて驚き、腰を抜かしてしまう。


じとりと上を睨むと、飄々とした如月の顔があった。


弥生は口を尖らせ、抗議する。


「驚かせないでよ」


「弥生が勝手に驚いたんだろ?」


「こんな悪趣味なもの見た後で、急に耳元で声がしたらびっくりするって」


「悪趣味とは悪かったな」


さして気を悪くした風でもなく、 如月は落ちた腕を拾い、砂を払う。


「それ、何?」


「腕だな」


「なんで腕が樹から生えてるの?」


「生えてない。実ってるんだ」


「なんで実ってるの?」


「実ったら何か問題でも?」


「理由を訊いてるの、理由を」


薄く悪戯っぽく、笑っている如月を弥生はねつめるが、如月は全く気にしない。


「皆が好きだから、作ってるんだ」


皆とはきっと鬼達のことだろう。


「そんな理由で作れるの?」


「ここは鬼の世界だからな」


弥生はあまりの回答にため息をつく。


「何でもそれで片付けられる」


「便利だろ?」


「慣れたらそうなんだろうね」


弥生は多少はこの世界にも慣れ始めた、という自分の認識を改めた。

まだまだ全然慣れていない。


改めてビニールハウス内の植物を見渡す。


鶏が脚からぶら下がる木、

顔だけを土から出している猪、

土に脚を突っ込んでいる茶色い牛、

蒲萄の用にたわわに実る卵など

動物を模した多くの植物や、ぱっと見ただけでは何か分からない植物まで種々様々に育てられている。


「つまりは、お肉と思っていたものは全部動物じゃなかったってこと?」


「そうだな。一応、肉といえば肉だが…」


弥生は何だか急に愉快な気分になってきて、笑いが込み上げてきた。


弥生の気分が如月にも伝わったのだろう、如月も笑んでいる。


「なんで笑うんだ?」


「生き物がいない世界なら、動物もいなくて当然だなぁって思って」


「そうだな。それの何が可笑しいんだ?」


「さぁ?」


弥生は暫くの間笑い続けた。



如月のビニールハウスは大きくーーそもそも一般的なビニールハウスの大きさを把握していなかったがーー少なくとも、高校の体育館程度の敷地面積は有しているように思えた。


弥生はビニールハウス内を散策することにする。


弥生が歩くと暇だったのか如月もアヒルの子のようについてきた。


ビニールハウス内の植物は、どれも奇妙だか、その半面とても奇抜で面白かった。


ふとある実が気になって、弥生は足を止めた。


一見、プチトマトの用な見た目をしている植物だ。

しかし、赤い光沢のある球体が実っているわけではない。


「ーー雀? 鼠? イモリ?」


弥生は首を傾げた。


それに実った果実は、顔から前足は二十日鼠、胴体は雀、後ろ足はイモリの用な脚と尻尾が付いていた。

頭にはプチトマトのような緑色のヘタがついており、首から上だけを見ると鼠がヘタの帽子をかぶっているよう見える。


「これは何?」


弥生が好奇心溢れる目で如月を振り替えると、如月はどこか恥ずかしそうに視線を逸らした。


なかなか答えようとしないので、弥生はもう一度問いかける。


「これ何? キメラってやつ?」


答えなければ逃がして貰えないことを悟り、如月はやっと答える。

そう言う仕草もどこか恥ずかしさを帯びている。


「ーーププペポポンチーノ…」


「え? もう一回言って」


「ププペポポンチーノ…」


「ぷぷぺぽぽろんちーの?」


「違う、ププペポポンチーノ」


「ぷぷぺぽ…」


「ポポンチーノ!」


「ププーーって…何それ? そんな動物いた?」


「ププペポポンチーノ、いない。俺が作った」


何やら呪文のような単語を頭の中で反芻しようとするが、そもそも単語を覚えられていないので反芻できない。


なんとなく、これもあの腕の樹や他の植物と一緒の要領で作ったことは想像できた。


「なんでそんな名前にしたの?」


弥生が首を傾げながら質問すると、如月はいかにも恥ずかしそうに視線を逸らした。


「暇つぶしに変な名前をつけてたんだ」


「暇つぶし…?」


言葉を咀嚼してから理解する。

如月はとてつもない長い間独りだったのだ。


納得した弥生の顔を見て、如月は言葉を足す。


「もっとも、大して時間は潰れなかったんだけどな」


「じゃあ、これ以外にも変な名前つけてるの?」


「そうだな」


如月は頷いて、そのへんの植物を指差しては名前を口にしてくれたが、弥生には全く覚えられなかった。


全てなんとなく耳障りの良い語呂はしていたが、脈絡のない文字の羅列でできた名前のように思えた。


名付けた当人だからだろうか、よくこんな関係性のない名前を覚えてられる、と弥生は説明を聞き流しながら思った。


「…覚えたか?」


「え、無理でしょ?」


「ちょっとは覚える素振りを見せろよ」


「覚える必要があれば、そのうち覚える」


弥生の冷たい支線に、如月は恥ずかしそうに頭を掻いた。



如月が奇怪な食物をついでに収穫するというので、弥生も手伝うことになった。


如月と一緒に籠に収穫物を入れ、籠が一杯になっては外の車ーーなんと軽トラックも所有していたーーの荷台に乗せる作業を繰り返す。


「どこかに出荷するの?」


三杯目の籠を荷台に乗せる如月に問いかける。


「そうだな」


「どこに?」


「そりゃあ、出荷場所だな」


「それはどこ?」


「口でも言っても分からんだろ?」


確かにそうかもしれないと、弥生は渋々納得して、収穫作業に戻った。



弥生と如月、合わせて8杯分収穫した所で二人はビニールハウスを後にした。


荷台を確認すると、それはもう人によっては許容範囲外の光景が広がっていたが、弥生は気にしないようにそっと視線を逸らした。


荷台に乗っているもので、犠牲になった命は何もないのだと、何度も自分に言い聞かせる。


ぱっと見ただけだと、人の腕が力なく籠から出ているようにも見えるが、それらは全て果実であり、実際の人間の腕ではない。


その他、動物に関してもそうだ。


犠牲はないのだ。

強いて犠牲を挙げるなら、如月の妖力と育てた労力であろう。



そんな猟奇的なモノを多く乗せた軽トラックを如月は発進させる。


初めてこちらに来たときと同じような道ーー弥生には全て同じに見えるーーを抜ける。


暫く走ると、少し開けた場所に出た。


そこには祭壇のような、上部が平らになった大きな岩があった。

断面の直径5メートルはあるだろう。


岩の上には数えきれない程の酒瓶がここぞとばかりに並んでいる。


如月は近くの大岩に貼り付けられていた紙を手に取ると、それを見ながら酒瓶を手にとっては地面に下ろしていく。


「ここが、一つ目の出荷場所なんだ」


如月はそう説明すると、今度は空いたスペースに収穫物を並べ始めた。

弥生も見よう見まねで収穫物を並べていく。


籠四杯分の収穫物をこれでもかと積むと、今度は軽トラックの空いたスペースに酒瓶を積んでいく。


酒瓶にはとても達筆すぎる字でそれぞれ紙のタグのようなものがかけられていた。


「物々交換みたい」


「みたいじゃなくて、実際、物々交換なんだ。ここにはお金がないからな」


「なんでないの?」


「お金は、基準やルール、交流があって成り立つからな。ここにはそれらがない」


「基準も?」


「基準は…あるといえばあるだろうが、交流がな。鬼は基本的にトンネルを越えてはならないから、他種族の妖怪とは交流が持てないんだ」


「でも、如月は越えられる?」


「そうだな、俺は越えられる。だからこうやって定期的に他の鬼と、トンネルの向こうの妖怪たちの物々交換の仲介をしているんだ」


なるほど、と弥生は納得した。


恐らく大岩の紙には交換して欲しいもの、酒瓶にそれぞれついている紙には交換主の名前が書かれているのだろう。


「如月は誰宛なの?」


「俺のは特に宛はないな。テキトウに置いて、欲しいやつがいれば何かを変わりに置いて持っていく感じだな」


「腐らないの?」


「物質のしての食べ物じゃないから腐らないな。妖気とかが少しずつ漏れてはいくだろうが…」


「あー、微生物とかもいないのか」


「そうだな」



如月は大岩の紙と軽トラックの荷台に乗せた酒瓶を比較すると、頷いて弥生に助手席に乗るように言った。


次はトンネルの向こう側に行った。


こちらの出荷場所は、ちょっとした小屋になっていた。


壁はなく、扉もないが十二畳程度の床はしっかりと造ってあり、屋根もある。

柱だけが四方から延びており、その空間内ににずらりと物が並んでいた。


並んでいる物は様々で、草鞋、スニーカー、和服、洋服、布、綿、茶碗、湯呑みなど主に生活用品に必要そうな物から、玩具などの娯楽用品まである。


そしてそれらも全てタグがついていたが、鬼のタグとは違い紙の色が薄い緑色がほとんどだった。


如月は柱の一つにつけられていた紙を外すと、それに目を通し始める。


「弥生、まず、赤い布、草鞋二足、足袋を小屋から探してくれないか?」


「わかった」


弥生は荷物の山から言われた通りの物を探す。

あまりの物の多さに目がチカチカとした。


やっと四つ集めたと思ったら、如月は既に弥生の倍の量の物を集めていた。


「次は赤色の紙が付いてる物を荷台に乗せてくれ。だいたいあの辺に固めてあるから」


「はーい」


如月が示した所に行くと、確かに薄い緑色とは異なる、薄い赤色の紙がつけられた物が固まって置いてあった。


何度か往復してそれらを全て軽トラックの荷台に乗せた。


大方、柄つきの布や凝った鞄、人形などのオーダーメイドされたような物ばかりだった。


如月はメモと弥生が運んできたものを比較し、更に何かを書き込んでいく。



如月と乗せられた荷物をぼうっと見ていると、視界の端に何か動くものが写った。


それはガサガサと音を立てながら、ゆっくりとこちらに近づいてくる。


如月がそちらの方向を振り向く頃には、陰の形がくっきりとしていた。


それは嘴を開いて流暢な日本語を話した。


「お久しぶりです、如月様」


「久しいな、佐武郎」


「やっと見つけられたのですね」


「そうだな」


如月は頷くと弥生に振り向いた。


「河童の佐武郎だ」


「どうも…月並弥生です」


「お初にお目にかかります」


弥生が恐る恐る頭を下げると、佐武郎はそれ以上に頭を下げた。

頭頂部の白い皿がはっきりと見えた。


佐武郎は弥生の想像していた河童とは少し異なり、かなり筋肉質で体型も逞しい。


ーー河童って、もっと細いものかと思ってた…。


「折角だし弥生、キュウリでも貰ったらどうだ?」


「キュウリ?」


そういえば、河童といえばキュウリだったことを思い出す。


佐武郎は弥生の返事を待たず、自らの臀部に手を伸ばした。

少しモジモジとすると、弥生にキュウリを差し出す。


「…え?」


ーー今、どこからキュウリ出した?


なんとなく受け取り難く、戸惑っていると、如月が横から手を伸ばし、弥生の代わりにキュウリを受け取った。


そして何の躊躇いもなく、それを口に含む。

パキンと子気味のいい音がした。


戸惑う弥生をニヤニヤ見ながら、如月は佐武郎がお尻から出したように見えるキュウリを美味そうに咀嚼する。



佐武郎は再び自らの臀部に手を伸ばし、キュウリを取り出した。


今度は弥生に渡そうとはせずに、自ら食べ始める。


佐武郎もどこか弥生の反応を楽しんでいるように見えるのは、弥生の被害妄想だろうか?


「ーーあの…」


「はい」


改めて声を聴いてみると、佐武郎の声はビブラートがかかった低くいい声をしている。


「弥生様も食べますか?」


「えっと…やっぱりまだいいです」


「そうですか。残念です。自慢のキュウリなのですが…」


佐武郎は思いの外寂しそうに言った。

そんな佐武郎に罪悪感を覚えないように、如月を振り向いた。


如月はやはり面白そうに笑っている。


「佐武郎は腹のなかでキュウリを育ててるんだ」


「なんでお腹?」


「私にはそれが一番妖力が練りやすいのです」


「佐武郎のキュウリはここで一番美味いんだ」


「それが私の誇りですね」


弥生は胸を張る佐武郎に薄く苦笑いをする。


いや、そうだとしても、お尻から出されたら食べにくい。

というか、食べたくない。



「今回は何本置いてくつもりなんだ?」


「十本ですかね。如月様はキュウリご入り用ですか?」


「うーん、できれば五本は欲しい所だが…」


取りすぎだよなぁ、と如月は小さくぼやいた。


如月が悩む様を見て、佐武郎は自分の腹を擦った。

お腹が緩い人がお腹の機嫌を伺っているような仕草だ。


「頑張れば、あと五本はいけますので、どうぞ五本持っていってください。なんなら七本でも」


「いいのか?」


「本当に久しぶりに如月様にお会いできたのです。これぐらいの無理はさせてください」


そう言った佐武郎は、心底嬉しそうだった。


じゃあ甘えようかな、と如月が言うと佐武郎は素早くキュウリの仕度をし始める。



五分と経たない間に佐武郎は宣言した通りの本数を用意した。


弥生はザルに入れられたそれらを複雑な気分で見つめる。

キュウリの形もなんとなくアレに似ていないでもないことが、より複雑な気分にさせた。


ーーご飯に出るのか…。



「よろしければ、如月様のご公務の後にお食事でも一緒にいかがですか?」


「お、いいな」


ノリ気で返事をする如月を見て、意外と社交的なんだなぁなどと弥生は心の中で呟いた。


「弥生もいいだろ?」


「あ、うん。いいよ」


「それでは、ご公務の後にお立ち寄りください」


佐武郎は深々と頭を下げると、残りのキュウリを小屋に置きに行った。


如月も続いて残りの作業に取り掛かり始め、やがて佐武郎も弥生と一緒に作業の手伝いを始めた。


作業は比較的すぐに終わった。


「やっぱり三人でするとすぐだな。すまんな、佐武郎」


「いえいえ、寧ろお手伝いできて光栄です。私の他に誰かにお会いされましたか?」


「いや、こちら側では佐武郎が初だな」



佐武郎は固そうな嘴の端を吊り上げて、目を細めた。


「それはそれは、ますます光栄です」


「手伝いのお礼だ。俺の分、好きなだけ持っていけ」


「では、ありがたく…」


そう言うと、佐武郎はそそくさと小屋に行き、如月の野菜類を物色し始めた。


「最近は何が人気なんだ? 来たときには大抵何もないから分からないんだ」


物色する佐武郎に、如月が問いかける。


「そうですね…、女人の股に、子持ち蛙、目玉の総に…やはり、この雀の身体に鼠の頭とヤモリの脚が付いたものですかね」

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