プロローグ
とりあえずこの章は世界観を理解のために書きました。
なので、プロローグです。
次回から本編です。
この日本には、二つの世界が存在している。
どちらも、源流は同じだ。
片方は、一言でいうと『表の世界』。約1億2000万人が暮らす平和にして平凡な世界。
だが、もう一つの世界…即ち、「裏の世界」は表の世界とは大きくかけ離れた存在である。
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『裏の世界』ではもう何年もの間抗争が続いていた。
まさに、血を血で洗う戦争が。
しかし、今は違う。
今の裏の世界は膠着状態が保たれている。
しかし、それも今まさに破られようとしていた。
裏の世界に存在する4つの『大勢力』が、二分されたのだ。
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4つの大勢力には、それぞれ名前がある。
『機関』『教団』『一族』『騎士団』の4つだ。
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『機関』は、正式名称を『最先端科学研究機関』とし、機械から化学までのありとあらゆる科学の最先端を研究し、兵器の作成へとつなげている組織だ。
『機関長』をトップとして、それを支える特殊工作部隊が存在している。
『一族』は、主に陰陽道や呪術、妖怪、幽霊。この世界に存在する『理不尽な現象』を『修正』する組織である。
彼らの幹部である『加納四天王』と『族長』は、この世界でも優秀の強者だった。
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『教団』は4つの勢力の中では一番謎の多い組織だ。
教皇が誰なのかも一切不明であり、他の3つの勢力とは一線を画している。
しかし、かつて一度だけ教皇が公の場に姿を出した事があるが、彼の容姿を知っているのは、今や一人だけだ。
だが、その一人も、今現在行方不明となっている。
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最後に、『騎士団』だ。
彼らの行動理念はすべて、自分達の為にある。
そう、彼らは武力を司る。
彼らの目的はこの裏の世界を力で蹂躙し、殺戮し、征服し、統括する事だ。
その『目的』に必要な力も、十分に備わっているので、かなり危険な存在だ。
また、裏の世界の中で一番所属している人間が多い。
また、裏の世界で言えば『騎士団』と言えるほど彼らの名は恐れられている。
そんな『騎士団』は、最近『機関』と手を組み、『一族』と『教団』に対して、宣戦布告をした。
事実上、裏の世界が二分されたのだ。
科学と力を司る『機関』と『騎士団』。
呪術と司る『一族』と、謎の組織『教団』。
裏の世界は、一触即発の状態が続いている。
そしてこれはその一部である。
いつ続きが書けるかわかりませんが、完結はしたいと思います。