【プロットタイプ】猫を被る
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
女性の前では気を使うよ。
だって女性に嫌われたら生きていけないから。
「全ての重圧から解放されたから、今日は絶好調よ。PMSを課した輩はドSだね」
「かー、面倒臭っ。おめーの為に生きてる訳じゃねーよ。口ばっか出しやがって。出直して来い」
どれだけ外見を着飾っても、磨いても、人の本質は中々変わらないものである。同居人は相変わらず、ズボラでガサツな面を隠さないし、口も悪ければ態度もデカイ。
今日も寝巻きの釦を掛け違えた状態で、ごろごろと寝そべっている。
「あまりだらしのない格好ばかりしていると、諭羅に小言貰うぞ」
「ゆらりぃは居ないよ〜。だからいーの」
此奴が丁重兼丁寧な立ち振る舞いをしているのを見る言葉少ない。気まぐれに人格を変えて、外行に振る舞う事は無くはないが、大抵は今のように雑に荒々しい。
だが其れは俺と居る時に限った話。諭羅や同性の友人の前では今少しマシになるのだろうか。
「お前、猫を被る事ってあるのか?」
「お女子の前では目一杯猫被るよ」
そう言われ、数少ない威勢の知り合いの顔を浮かべる。俺の妹の麗衣と諭羅の妹のキリである。
――やだ〜。麗衣ちゃま、可愛いんだけど〜!!
――きりたんぽぽ、アイスとか好き? この人でなしは気にしなくて良いからね。
猫なで声になり、言動に甘さが滲む。鬱陶しい絡み方はしているが、愉悦がない。妙なからかいや、あくどさが無い。振り返って見れば、同性を相手にしている時には猫を被っている。
「私達の世界は同性に嫌われたら生きていけないからね。だから瑠衣や諭羅の時に比べて、かなり気を使っているんだよ。声色一つ、言動一つとっても、容易く傷付いたり、気にしたりするから」
厄介な世界である。そんなものを気にしていたら、自分の欲に従った行為が何一つ出来ないではないか。それでも其れは鏡花の多重人格形成の一端を担っていて、決して逃れられるものではないのだろう。
「だからお女子の前では言動、立ち振る舞いは絶対意識するし、絶対下ネタ言わないし、口の悪さも也は潜めるよ」
「疲れそうだな」
俺からの指摘に鏡花は黙って口角を上げた。その世界で生きてきた歴戦の笑顔がそこにはあった。
女性ってね、女性に嫌われたら生きてけないんです。
村八分以上の扱いを受けるから。
何をするにも爪弾きにされるから。
だから言動、立ち振る舞い、言い方一つとっても、意識します。不快感を与えないよう、細かく制御します。
瑠衣や諭羅には大きく、雑に出れているのは、そうしても村八分にされる事は無いという信頼からです。
『お前らは雑に扱っても壊れないし、心から嫌わないだろう?』
結婚しても諭羅に対してグイグイ迫るのは、自分の事を恋愛的に好きになる事はないと分かっているから
『体の良い玩具扱い』です。
他の男性には絶対にやりません。
愛想は売っても、触られそうなら、『はぁ? 何気安く触ってんの? 金寄越せよ』だと思います。
瑠衣や諭羅だけじゃない。女性から反感買うの分かっているから。
瑠衣や諭羅の前で気が楽で居られるのは、そういうの無く甘えられるから。
子供返りして、二人に甘えまくってるんです。
私も面と向かって女性と話す時、絶対に下ネタは言わないですし、こんな口悪くなりません。
だから話書きながら何時も不安。
平気でノンデリ発言するし、生理の話は十八番だし、喧嘩売るから。
女性に嫌われたら生きてけないの、ネットでもそうだから!!
私の女性人気どうなんだろー!! 怖いんだけどー!!
※我が振り直そうね。そこからだよ。byゆらりぃ。
─関係ない話─
鏡花ってホストハマるのかな?
ぞんざいに扱われても、居場所がない訳ではない。
相手が聞かない時、聞いてない時、『あーハイハイ。(関係ない話)』な時、
『聞けぇ!! 貴様ァ!! 私が話してやってんだぞ!! 神の如く崇めながら信者の様に聞けぇ!! ※130dB』
だし。
それで萎えられると『はぁ? 最初から聞けよ? (本人も萎えてる。低音)』だし。
その会話さえも内心ゲラついて楽しんでるし。
変わってるからさ。
殴り合いがしたいのに、『まぁまぁ(´・∀・`)ノ』って言われると萎えてしまう。
『求めてるのソレじゃない』。
ちなみに、130dBって近くでジェット機飛んでるレベルの爆音。
─またも関係ない話─
鏡花が男だったらどうなったかな。
『飯に文句言わないし、男に生まれたらきっと上手くいっていた』
これは鏡花のマミーの話。
瑠衣にも其れは思われてそう。