4.18γ_悪戯反逆
召喚日から約23.D日目、住居村外にて記録された召喚者のログ
※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記
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「ん?
カナン村の方向には探索チームを送ってないはずだけど?」
「あぁ、狼煙?が上がったじゃん?
それを確認してきたんよ」
「あ、大したことなかったんか
ならよかった」
「いやいや、結構ヤバい状況だよ、向こう」
「マ?
何が起きてんの?」
「アヴァルの襲撃」
「アヴァルって魔物の?」
「ん」
「めっちゃヤバいじゃん」
「ちなみに私が100人相手になっても勝てる見込みが一切見えてないよ」
「詰んでんじゃね、それ?」
「ヤバいじゃん」
「っていうか、そんなヤバいなら加勢した方がいい?」
「加勢というか、電話って完成してたりしてない?」
「精度悪いけどそれでいいなら」
「上出来!
すぐにその記憶をくれ!」
「言い方がムカつくから却下」
「同意」
「賛成」
「おい、ふざけてるば
あ、ありがとよ」
「感謝が軽い
裁判長、やはりこいつ拘束すべきでは?」
「それをやると私たちの心の拠り所が失われるっぽいため却下」
「っていうかさ、強化がどこまでいったか知らない?
うまいこと対応させる形で私自身の逃走方法を考えたいんだけど」
「だー!
いっぺんに話すんじゃねー!
聖徳太子じゃあるまいし!
とにかく私は今すぐ村に帰る!
記憶を渡したるから能力やらカナン村の状況とか把握しとけ!
そして拘束されてもコピーを生み出せばいいだけの話」
「行っちゃったよ」
「っていうかさ、記憶をこっちにも移してくんない?」
「結構凄いぞ、この記憶」
「だーかーらー、記憶をくれっと
おーおーおー、これは確かに凄い」
「瞬間移動に振動感知?」
「感知というより振動認識だろ、こりゃあ」
「すげーな、これ
視界がめっちゃ広がる」
「肉眼で見てねーんだから視界じゃねーだろ
でもまー、こりゃー確かに凄い」
「っていうかさ、こんないくらでも広がる視界、便宜上そう呼ぶけどさ、があんなら、マッピングにコピーを大量に使わなくても良くない?」
「「確かにー」」
「じゃあ、空に印を打ち上げて現状わかったところまでテキトーにマッピングしちゃって、それを参考に次どうするか決める?」
「まーそれでいーんじゃね?」
「あとは他の能力とうまいこと噛み合わせたいよなぁ、これ」
「そーね
認識可能範囲が広がるってことはきっと大きなアドバンテージになる」
「いいねー
じゃあイタズラ会議をはじめよっか」




