4.10α,β_避難開始
召喚された日(以後、召喚日とする)から約23.D日目、住居村内にて記録された召喚者のログ
※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記
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え、キモ!
何あれ!?
9割ゴブリンゴブリン私なのに、残りの5厘はめっちゃキモい!
なんていうの、あれ?
首が気持ち悪いくらいにボコボコ、形だけで言うと突き出た喉笛みたいな?してるだけで十分キモいのに、その喉仏は皮膚で覆われてなくて突いたらネチョって気持ち悪い感触しか感じなさそうな、何あれ!?
とにかくめっちゃキ
「アヴァルが襲撃してるぞー!」
何を阿呆けてるんだ!?
アヴァルが村を襲撃してて既に捕まってる村人もいるのに!?
「おい!
さっさと教会の地下へ逃げろ!
食われたいのか!?」
え?
あれは魔物?
あーあり得るけど、分かんないことが多すぎる
「ちょっと待って!
君は私のコピー?
それとも魔物?」
あ!?
なぜ今そんなことを聞く!?
顔を変えなかったんだし見りゃあ私だってわかんだろうが!
コピー能力のことを忘れたんか、このアホは!?
「コピーに決まってんだろーが!
小便を最後漏らした日と大便を電車ん中で漏らした話をすりゃあいいか!?」
「ばっ!
墓まで持ってく話だろうが、それ!?
わかったわかった
コピーなのね!?」
「最初っからそう言ってんだろうが!」
「いや、言っ」
「それよりさっさと教会の地下に逃げろってん」
「先に説明しろ!」
はっ!
おう、やべー
ちょっと周囲を見渡せば武器を向けられてんじゃん
アヴァルは
チッ、近づいてる
「詳細は省くが、ナースさんとメムさん、私は神の使いだ
私は、えーっと、新たな力に目覚めて分身をすることができた
OK?」
『『はいっ!
かしこまりました!』』
「なんでそんな
まぁいいや
それで今まさにアヴァルがそこにいる!
だから全員さっさと教会の地下のあの部屋に逃げろ!」
「え、なんもいないよ?」
「だー!
見えずともいるんだよ!
私は能力強化を成功させたんだよ!
わかったらさっさと指示しろ!」
カナン村の中にいるってのが1番ヤバい
今はまだこっちに思いっきり興味を向けてなさそうだけど、チラチラ見てるけどから怖いんだよ
「あー、まぁ私がそう言うならきっとそうなんだろう
ナースさん、フェニキア部族の襲撃があった時に私が入っていた部屋ありますよね?
そこにカナン村に住む全員を入れてください
そしてメムさんはフェニキア部族に指示をしてください」
『『わかりました!』』
状況は全く分かんないけど、私がこうも慌てるってことは結構ヤ
『ディグ!すぐに狩人を呼んでこい!
他』
『それには及びませんよ、ナースさん、ディグさん
神の御使様、門から教会までの最短ルートは通っても問題ないですか?』
「あぁ多分
ただ派手な動きは極力控えた方がいいかもしれん」
『かしこまりました
ピュルルーピューイー』
マズイな、本格的にこっちに興味を示し始めてる
チラ見がガン見に昇格だよ、やったね
マズイって、ホントに!
幸いにもアヴァルの居場所は完璧に把握できてるけど、どうやれば撃退できるのか全くわかんない
っていうか殺しちゃって問題ないのかな?
「メムさん
アヴァルは殺しても問題とかないですか?」
『問題ないと思います
うちら一同、神の御使様を置いて逃げることなど許されざる愚行ではありますが、貴方様の御言葉に従わせていただきます
どうかご無事でいらしてくださいませ』
「あぁ、ありがとう」
うん、私が見える範囲にいる全員は地下にちゃんと入ったかな?
というか、ホントにもう1人の私は何が見えてんだろ?
私には空き土地しか見えないんだけ
『あの、神の御使様
このような事態ではございますが、元々カナン村にいた者ども数人が見当たりませぬ』
「マジで!?」




