表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/109

4.7β_人体改造

召喚された日(以後、召喚日とする)から約23.9日目、住居村外にて記録された召喚者のログ

※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記

---------------

痛覚無効ってスキルってさ、人間、というより生物が生物として危険を察知するための最終手段なわけだから、生物が持っちゃいけないスキルだと思ってた

思ってたけど!

お願いですから!

痛覚無効スキルを!

私に!

ください!


目と耳の合体感覚器官をイメージできたのは良かった

正直できないと最初は思ってたから

だからできた瞬間は結構本気で嬉しかったんよね

一瞬とはいえ、視覚的には認識できないはずの背中側の景色が見えたから


でも頭が処理落ちするのは聞いてない

一瞬だけ景色がめっちゃ鮮明に見えた次の瞬間には頭が痛くなった

頭痛なんて生易しいもんじゃない

あの、なんていうか、勉強しすぎた時に感じる気怠い感じの痛みが神経に直接痛みという情報を与えてる感じかなぁ?

いや、神経を直接触られたことなんてないから適切な例えかは知らんけど、気怠さと激痛が両方襲ってくる超絶嫌な感じ

しかも気怠いタイプの頭痛を感じた後って、やる気が削がれるんよね

そのせいで痛みはまあ頑張れば気にならないくらいまでには治ってるけど、動く気になれない


はぁ

もう二度と経験したくないけど、そんなわけにはいかないよなぁ

他の私が頑張ってる中、痛みを言い訳にサボるのは良くない


でも考える気力もそんなないからなぁ

あ、そうだ

コピーと話しながらどーするか決めよ


ほいっと


「ぶっちゃけどうすりゃあいいと思う?」

「うまいこと分散させるしかないっしょ」

「やっぱそうよねぇ

 でもこれって分身担当に押し付けるべきことだと思うんだけど」

「そりゃあそうだけど、私たちがやりたいことは1つのタスクを1人で分散させることでしょ

 それは分身というよりかは、思考加速とか並列思考とかと呼ばれる類のことでしょ」

「広義では分身じゃん、それだって

 はぁ、やっぱりやるしかないか

 でも、実際問題どうすればいいと思う?」

「そう、それがよくイメージできないんよねぇ

 1. 1つの肉体に意識を複数持ってく

 これは並列思考に近いと思うけど、あの情報を処理し切るという観点で考えると、人間の低いスペックが増えたところで分散できるか?という気がする

 2. 」

「ちょっと待って」

「ん」


「考えてみたけど、さっきの実験では1つの感覚器官で全方向の情報を処理しようとしたからよくなかったんじゃない?

 つまり、1つの感覚器官が把握する方向を絞って、尚且私の意識を分散させればいいんじゃね?」

「あぁ、要は例えば感覚器官を8つ作って、北方向, 北西方向, 西方向, エトセトラみたいに担当を決めて、それぞれの方向で得られた情報を処理することに全振りした意識を持ってくるってこと?」

「そーゆーこと

 まぁ情報整理用の意識までもが必要かはわかんないけど、それはまた検証すればいいし」

「いいんじゃね?

 つまり要はこれからしないといけないことは、頭の良さというか外部刺激として得られた情報を処理する部分というかの部分のみを私の意識から切り取るってことかな?」

「なんかどっかのマッドサイエンティストが言いそうなことだけど、うん、そういうこと」

「ガチのマッドサイエンティストじゃん

 まぁでもそれが1番間違いないか」

「じゃあ狂気の実験を開催しよっか」

「うゎ、めっちゃ悪役っぽい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ